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09月07日-02号

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  1. 安城市議会 1992-09-07
    09月07日-02号


    取得元: 安城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    平成 4年  9月 定例会(第3回)           平成4年第3回           安城市議会定例会会議録                  (9月7日)◯平成4年9月7日午前10時01分開議◯議事日程第16号 日程第1  会議録署名議員の指名 日程第2  一般質問        22番 岩瀬雅之君           1 更生病院移転問題について           2 堀内川排水計画と環境整備について           3 福祉行政について            (1)老人福祉センターについて            (2)心身障害者扶助料について            (3)高齢者世話付住宅について           4 登校拒否問題について        29番 竹内由満子君           1 豊かな老後を支える施策と老人保健福祉計画について           2 市職員の採用計画について        30番 横山喜八君           1 財政運営と来年度の予算編成方針について            (1)財政問題について            (2)七夕まつり40周年記念事業について            (3)放課後児童対策事業について            (4)高齢者、保健、福祉推進10か年戦略について           2 三河安城駅周辺整備対策について           3 道路行政について            (1)高規格道路について            (2)名豊道路について            (3)国道1号線について           4 農業公園建設について           5 教育行政について            (1)学校週5日制について            (2)美術館について            (3)教育センターの建設について            (4)登校拒否対策について         9番 伊吹澄郎君           1 交通事情について        20番 都築光哉君           1 高規格道路について           2 大学誘致について           3 鹿乗川の改修計画について           4 週休2日制について        11番 加藤勝美君           1 三河安城駅周辺開発について            (1)愛環鉄道延長構想について            (2)街づくり構想と企業誘致について           2 環境問題について            (1)ゴミの減量化について            (2)ストレーナーについて           3 商工業振興について            (1)七夕まつり40周年記念事業について            (2)安城建設高等職業訓練校について◯会議に付した事件 日程第1から日程第2まで◯出席議員は、次のとおりである。      1番  伊東良洋      2番  杉浦弘明      3番  近藤 彰      4番  和田米吉      5番  成田正規      6番  青木浜吉      7番  近藤義宣      8番  岩月照明      9番  伊吹澄郎     10番  野畑 亘     11番  加藤勝美     12番  神谷 学     13番  野村長俊     14番  石川喜市     15番  石川政次     16番  神谷剋良     17番  神谷 守     18番  杉浦元治     19番  菊地時夫     20番  都築光哉     21番  太田正留     22番  岩瀬雅之     23番  神谷新一     24番  都築久男     25番  石川 修     26番  白木末夫     27番  木村 巌     28番  神谷金衛     29番  竹内由満子    30番  横山喜八     31番  今村素広     32番  大見兼行◯欠席議員は、次のとおりである。  なし◯説明のため出席した者の職・氏名は次のとおりである。  市長       杉浦正行     助役       内藤利雄  収入役      阿部 健     企画部長     鈴木勘一  総務部長     三浦隆敏     市民部長     鈴木邦英  福祉部長     長谷部良行    経済環境部長   渥美茂夫  建設部長     岩井昭二     都市開発部長   都築万喜夫  都市開発部対策監 鶴田不二哉    水道部長     神谷成彦  消防長      早川秀雄     秘書課長     増田清勝  人事課長     久保田 悟    企画課長     神本 整  電子計算課長   鈴木 守     庶務課長     山内釟雄  財務課長     中川銑之介    契約検査課長   榊原舒夫  市民税課長    加藤裕孝     資産税課長    細井征一  市民課長     日下貞夫     保険年金課長   深津文男  健康課長     大参 斌     市民会館長    笠原壽郎  福祉課長     稲垣 勝     総合福祉センター館長 後藤喜久男  老人ホーム館長  野村 明     児童課長     黒柳一明  農務課長     杉山 弘     商工課長     河部金彦  清掃課長     近藤忠夫     環境交通課長   川澄裕功  管理課長     岩瀬清孝     土木課長     和田光正  道路建設課長   石川邦夫     建築課長     鳥居敏夫  土地改良課長   神谷以和夫    都市計画課長   鳥居公夫  下水道管理課長  竹本和彦     下水道建設課長  加藤義久  区画整理1課長  加藤逸男     区画整理2課長  塚本清一  出納室長     岩瀬 武     業務課長     杉浦明彦  工務課長     中村林治     消防庶務課長   杉浦宗夫  消防予防課長   畔柳仁市     消防署長     杉浦 衞  教育委員長    神谷四郎     教育長      岡田 仁  教育部長     大屋順彦     国体事務局長   井上 積  教委庶務課長   杉浦重雄     学校教育課長   味岡 亘  社会教育課長   石原博之     中央公民館長   稲垣七則  給食課長     築山 勇     中央図書館長   山本厚生  文化財課長    近藤敦文     体育課長     横山信之  国体室長     木谷泰信     監査委員     岡田 求  監査委員事務局長 大見敏昭     選管委員長    神谷鐘基  選管参与     三浦隆敏     選管書記長    山内釟雄  農業委員会会長  加藤 昭     農委事務局長   渥美茂夫  農委事務局課長  杉山 弘◯職務のため出席した事務局職員の職・氏名は次のとおりである。  事務局長     稲垣 修     議事課長     杉浦 勲  庶務係長     岡田 勉     議事係長     兵藤道夫  主事       稲垣浩二◯会議の次第は、次のとおりである。 ○議長(伊東良洋君)  ただいまの出席議員は定足数に達しております。 これより休会中の本会議を再開いたします。             (再開 午前10時) ○議長(伊東良洋君)  会議に先立ち事務局長をして諸般の報告をさせます。事務局長 稲垣 修君。 ◎事務局長(稲垣修君)  去る9月2日に開催された本会議において、可決されました「第11次道路整備5箇年計画の策定についての意見書」については、内閣総理大臣・大蔵大臣・建設大臣・衆議院議長・参議院議長・衆議院建設委員長参議院建設委員長衆議院予算委員長参議院予算委員長あてに。 また、「農業農村整備事業の促進についての意見書」については、内閣総理大臣農林水産大臣・大蔵大臣・国土庁長官・衆議院議長参議院議長あてに、9月2日付けをもちまして、それぞれ送付いたしましたので報告いたします。 以上です。 ○議長(伊東良洋君)  諸般の報告は終わりました。 本日の議事日程は第16号でお手元に配付のとおりであります。 これより本日の会議を開きます。             (開議 午前10時01分) ○議長(伊東良洋君)  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、4番 和田米吉君及び19番 菊地時夫君を指名いたします。 次いで日程第2「一般質問」を行います。一般質問は既に御通告をいただいておりますので、お手元の通告事項の順序に御登壇の上発言願います。 なお、重ねての質問は自席からお願いし、質問、答弁とも簡明にしていただき、また関連質問につきましては一般質問の通告者の質問がすべて終了してから、必要最小限にとどめ、進行を図りたいと思いますので、御了承の上御協力をお願いいたします。 一般質問に入ります。まず22番 岩瀬雅之君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆22番(岩瀬雅之君)  おはようございます。9月議会一般質問トップバッターとして質問の機会を与えていただき心より深く感謝いたします。議長のお許しをいただきましたので、先に事務局を通じて通告いたしました順序により質問いたしますので、市長及び執行部の誠意ある御答弁をお願いいたします。 日本列島を感動させたバルセロナオリンピック、われわれにいろいろのドラマを見せてくれました。激戦だった高校野球の終了により暑い夏も終わろうとしています。国際政治の世界は一難去ってまた一難、間もなくロシア大統領エリツィン氏が来日されます。そして天皇の訪中が決定されました。ようやく戦後政治の終わりが見えてきたような感じでございます。わが安城市はいろいろの課題を積極的に推進されていますことを喜ぶとともに、今後ますます積極的な行政運営を期待し質問に入らせていただきます。 まず質問の第1、更生病院の移転問題についてお尋ねいたします。愛知厚生連、そして安城市農協、桜井農協理事により更生病院移転に関する要望書が市長に提出され、更生病院の問題は時の話題として論議されているところであります。医療の充実は地域住民の幸せであり、最も重要なことと思います。創立以来50有余年農村医療の充実確保の目的で昭和10年当時の丸碧連合会により丸碧更生病院として創立、その後農協法の施行により愛知県厚生連の更生病院として再出発し、行政等の御支援を受け今日最新鋭の医療機器を有する三河のトップ病院として発展いたしました。しかしながら、50余年の歳月と歴史を経た今日建物の老朽化が進行し、限られた区画の中での増築、改築のため構造上の不合理、非能率性が目立ち、なおまた病院としてのスペースの余裕がなく防災上の危険性等問題点も多く、市民に多大の迷惑をかけているような状況は御案内のとおりであります。今後の運営を考える時、地域の基幹病院としての役割を果たし、さらに高度先進の医療に取り組んでいくには全面移転か、拡張か、重大決定が迫られているところだと思います。私は更生病院の問題を考える時、いろいろの課題があると思います。まず将来のためにどうあるべきか、医療の充実は市民だれもが願うところであります。戦後わが国における経済、科学等の驚異的発展は保健医療の分野においても医学、医術の画期的進歩や公衆衛生の著しい向上など飛躍的に進展をいたしました。今日世界一の長寿国となりましたのも、それは世界一衛生的でいろいろの面での環境がよいことだと思います。しかし、疾病の変化、保健医療の利用の高度多様化等新しい問題も提起されているところと思います。市民の保健医療並びに救急医療体制高度医療体制に対する期待はますます大きいと思います。更生病院が公的病院として当市の医療の中核をなしていることは御案内のとおりであります。1日平均2,000人近い患者数、このうち市民利用者が71.6%、入院患者680人のうち65.1%となっていることは、まさに市民のための病院であると思います。 次に、用地の問題についてであります。限られた区画の中での病院運営には限度があると思います。安城市の人口もいよいよ15万近くなりました。都市化は急速に進んでいます。 山のない安城市は農地をつぶさねばなりません。用地確保の問題は最も難しい問題と思います。病院が要求しても隣地の協力がなければ用地確保はできません。単独買収か、区画整理か、再ほ場整備か、用地確保を真剣に考えねばならないと思います。隣接の碧南市民病院はベット数330、敷地面積4万5,500㎡、うち駐車場面積は1万4,600㎡、708台の駐車台数を確保し対応しています。更生病院もあのように整備され、市民が安心して日常生活のできるような環境が望ましいと思います。半日待ちの外来診療、1日がかりで待つだけで病気になりそうだということも聞きますが、市長どのようにお考えでしょうか。 次に、まちの活性化についてであります。更生病院は市街地の中心に位置し、まちの活性化のために大変な役割を位置づけていると思います。毎日の外来患者2,000人、見舞客、職員、その他を合計すれば大変な人数が毎日出入りしているわけでございます。まちの活性化には高いウェートを占めていると思います。更生病院が移転した場合、その活性化のためにどのような施策を考えなければならないと思いますか。私は思いのままを申し上げましたが、今後いろいろと御意見が出ると思います。将来の市民の高度医療確保医療環境整備を真剣に議論し考えるべきと思います。杉浦市長の双肩にあると思います。現段階での市長の御答弁をお願いいたします。 次に、質問の第2、堀内川排水計画と環境整備についてお尋ねします。市制40周年の記念事業として建設されました堀内公園、花と緑とメルヘンをテーマに大型遊具を導入し子供達に夢を与える公園として4月オープン、連日大勢の子供達の喜びの声を聞き感謝をいたすところであります。過ぐる議会に地元議員として御提案、お願いを申し上げました堀内川排水計画の問題、その後専門的立場より調査・研究をしていただき改修予算等も計上していただき深く感謝するところであります。今後の事業の方針についてお伺いいたします。 特に最大の排水ネックであります新幹線と二子古墳の問題、及び県道岡崎西尾線の問題、そして名鉄線くぐり口拡張の問題等どのように計画をされていますか、お伺いいたします。今年も台風のシーズンとなります。公園の地域が台風のたびごとに水浸しでは大変でございます。環境を整備され、地域住民が安心して生活のできますよう一日も早く工事が完成しますようお願いいたします。また、堀内川の水の浄化につきましても下水との関係があると思いますが、御答弁をお願いいたします。 次に、質問の第3、福祉行政についてお尋ねします。福祉は行政の原点と思います。安城市も平成3年4月待望の総合福祉センターが建設されました。心より感謝し喜ぶものであります。幅広い福祉行政を統合した誇り得る福祉センターだと思います。福祉の拠点として十分に活用されることを願うものであります。その1、老人福祉についてお尋ねします。わが国は高齢化社会を迎えています。老後の生活を安全でより楽しく充実した余生を願うものであります。高齢化社会に備えた社会貢献の一環として、老人福祉を前向きに対応する必要があると思います。明治、大正、昭和とまさに激動の時代を生き今日の繁栄の基礎を築いた皆様だと思います。また、社会環境の変化等により恵まれない方々にも充実した日々を過ごしていただきたいと思います。安城市も人口14万6,000人となりました。特に新幹線新駅の建設により都市化は急速に進展しています。隣の刈谷市は老人福祉センターが三つあります。安城市にもぜひ二つ目の老人福祉センターの建設を御提案いたします。総合福祉センター内の老人福祉施設、及び農村センターの利用状況等お尋ねいたします。私は人口的また地域的バランスの上から考えても、今度は北部にデイ・サービスを併合した老人福祉センターの建設をお願い申し上げるものであります。また、先の6月議会の石川政次議員の市長答弁の中で、社会保険健康センターの誘致について考えているとの市長答弁があったと思いますが、その後の進行状況も併せて御答弁をお願いいたします。 次に、心身障害者扶助料についてお尋ねいたします。幅広い福祉行政の中、補助状況等を調査いたしましても、他市に比較しここはというところもないと思いますが、心身障害者扶助料についてお願いいたしたいと思います。県下30市中21市が所得制限なしであります。 安城市は1級から3級までが165万円、4級から6級までが125万円と他市に比較して厳しいと思います。また、他市よりの受給者が移転して来られた場合等を考えても、この際所得制限の撤廃をしてはと思いますが、市長及び執行部のお考えをお伺いいたします。 次に、高齢者世話付住宅についてお尋ねします。高齢化社会の到来を迎え、幅広い高齢者対策が求められています。特に最近においては社会環境の変化により、同居率の低下等によりひとり暮らし老人や高齢者のみの世帯が増加しています。現在市内にこのような世帯がどのぐらいありますか。高齢者の生活を配慮した住宅の開発供給と、緊急時の対応や介護サービスの提供等重要な課題と思われます。生活援助員等の問題もありますが、県営住宅等の建て替え期に併せて建設を考えてはと思います。市長及び執行部のお考えをお伺いいたします。 最後に登校拒否問題についてお尋ねします。最近の新聞に登校拒否の問題が掲載され、各新聞の社説等にも取り上げられ大きな社会問題となってまいりました。年間30日以上欠席した登校拒否の小中学生は6万7,000人、内訳は小学生1万2,637人、中学生5万4,112人に達し、全児童・生徒に占める比率は小学生が0.14%、中学生が1.04%、中学生は100人に1人となったと発表されました。私は背筋の寒くなる思いでございました。学校教育の必要性、重要性は申すまでもありません。しかし、この問題は学校だけの問題ではありません。社会の問題、親、家庭の問題と根の深さを感じます。教育の荒廃は国を滅ぼすといわれます。総力を上げ英知と努力を結集して取り組まなければならないと思います。中でも小学生の登校拒否が1万人を超したことは、どのように考えたらよいのでしょう。まだ考えの幼い子供達にも学校に行くことを重荷に感ずる層が、このようにだんだん増加したことを思う時、この問題の大きさ、根の深さを痛感いたします。人生で最も大切な時期、人間形成の上で一番大切な時代であります。21世紀の国を背負っていく大切な子供達であります。現在安城市の状態はいかがでございますか。登校拒否の生徒はどのぐらいありますか、お伺いをいたします。安城市は教育の重要性を考え、教育には大きな予算を投入していると思います。また、教育センターの建設を考えていますが、登校拒否の問題、非行生徒の補導の問題等どのように考え取り組んでいかれるか。なお、教育センターの建設に向けて現況についてもお尋ねいたします。 以上で私の質問を終わりますが、再質問は自席において行います。再質問の必要のないように御答弁をお願いを申し上げます。御清聴ありがとうございました。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  ただいま岩瀬雅之議員から御質問をいただきました。まず私から御答弁をさせていただきます。初めに更生病院の移転問題につきましてお尋ねがございました。安城の更生病院は御承知のように昭和10年に創立をされておりまして、この創立には御尊父様が大変心血を注いで農村医療確保のために御尽力をいただいたものでございます。まさに岩瀬さんから質問をいただきまして、その歴史の変遷を深く感動をいたしておった次第でございます。 私は今回の更生病院の問題につきまして、たびたび本議会からも議員の皆様からお尋ねをいただいておりまして、この重大性にかんがみまして今慎重にそのことを検討をいたしておるわけでございます。特に御質問がありましたように安城市農協からは去る4月16日に、そして桜井農協からは5月1日に更生病院の移転に関する要望書を厚生連に提出をされております。この要望書を受けられまして愛知県厚生連は早速理事会を招集されまして、移転に対します協議をされてまいりました。基本的にはこの移転について検討に着手するということを理事会で御決定になりまして、去る6月22日に愛知県厚生農業協同組合連合会、いわゆる厚生連会長から更生病院の移転に関する要望書が市長あてに提出をされた次第でございます。まだこの要望書は具体的な要望まで至っておりませんが、特に長期にわたる医療需要に応える、新しい病院を創造する基本的な姿勢を確立されておりますし、また更生病院が地域医療計画の定着の中で今持っておられます680床の病床は、まさに地域における有限の社会資源であるというふうにいわれております。したがいまして、行政におきます協力がこの地域医療確保のためにも何としても必要である。ぜひひとつ安城市の格別の御支援と御協力をいただきたいと、このような実は趣旨の要望書でございます。まだその全面移転の用地あるいはまた具体的な方策についての検討はこれからでございますから、もちろん市街地の中でその用地を確保するのか、あるいはまた市街化調整区域で用地を確保するのか、まだ用地を明確にいたしておりませんから、例えば用地の面積あるいはまた移転後の商業地域に対します影響、そういった対策まで直接検討をする段階に入っておりません。恐らくこの議会が済みます時点で内部の協議をお進めをいただいておりますから、その協議が一応進みますと具体的に例えば全面移転する場合にはどのぐらいの面積が必要であるか、あるいは市内の希望する用地といいますか、場所をどの辺に選定したらいいか、いろんなことが恐らく検討材料になっておると思いますので、これらの具体的な御検討の成果が市へ協議に持ち込まれた時点で、十分ひとつ協議をしてまいりたいとこのように思いますし、これは私ども執行部だけで解決できる問題でもありませんから、市議会の全面的な御討議や、あるいはまた市民の深い御理解をいただかないとこの問題は進まない、こんなふうに考えておりますから今後の状況に応じまして例えば正式にこれらの議題がかかってまいりますと、そのような検討をしていただくような機関も設置をして十分ひとつ検討をしていただきたいと、こんなふうに考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから2番目の堀内川の排水計画と環境整備につきましてお尋ねがございました。これは先に岩瀬議員からも同じような実は御質問もいただいておりまして、私どももこのたび市民各位の御理解をいただいて、あのように堀内公園を全面オープンをさせていただきました。まさに子供達の歓声を聞いておりますと、本当によかったなあということを実は思っておりますが、同時にまたこの堀内川はこれに沿っておりますから将来に備えて洪水対策、あるいはまた環境整備は何としても急がなければならない仕事であると、こんなふうに考えております。御承知のように堀内川は1級河川の矢作川水系鹿乗川に流入いたします準用河川でございまして、全長が2.4㎞、流域面積は2.7㎞に及んでおります。ただ、平地が河川でありますから非常に湛水型に実はなっておりまして、排水不良の現況は否めない事実でございます。この河川は上流域のほ場整備事業を始め県営古井住宅及び周辺地の開発等によりまして逐次流量が増しておりまして、近年では西鹿乗川合流点より県営住宅付近の間で浸水被害を出していることは御承知のとおりでございまして、平成3年度より現況調査及び基本計画の策定に着手いたしましたところ、最下流より約1.6km、いわゆる県営住宅の南付近の深みの河川整備が特に必要であると思われますので、今年度におきまして実施計画を作成し、かつ用地買収にかかり一部区間では河積拡大を図ることを目的といたしております。本河川は御承知のように下流で二子古墳と新幹線の間を流れる区間がありまして、双方ともに重要な施設でありますので川幅を拡張する余地が全くない状況でございます。したがいまして、暫定的な改修は可能ではありますが、将来計画ではバイパス等によります抜本的な改修を計画せざるを得ない、こういう状況でありますので、県とも今十分御相談を申し上げておるところでございます。さらにまた本事業は莫大な費用と期間を要する事業になりますので、上流域の水を総量規制することも含めまして名鉄西尾線の交差部の改修等の調整も早急にひとつ始めてまいりたいとこのように思います。堀内川が冬期の水質が特に悪化しておりますが、これは県営古井住宅始め中流域の開発によりますものが多いと思われますので、この地域は御承知のように平成7年春ごろには一部下水道供用地域にすべく公共下水道事業等で整備をしておりますので、河川改修計画では自然に優しい川づくりを基本におきまして、河川環境の向上を図っていきたいと思っております。 なお、これらは西鹿乗川に通じますので、今課題になっております鹿乗本線の改修に併せまして県とも十分協議の上整備促進を図っていきたい、このように考えておりますので、今後の推移につきましては格別のひとつ御協力をお願いしたいと思います。 続きまして福祉行政につきましてお尋ねがございました。老人福祉センターにつきまして非常に福祉施設がやや南側に位置しておるために、将来もう一つ造るとしたら北部の方へ造ったらどうかというふうな御提案もございました。今の総合福祉センターの利用状況は昨年5月からですが、本年3月までの統計を取ってみますと2万2,933人の方が御利用をいただいております。これは月にならしますと2,085人の御利用でございます。また、農村センターは年間で1,644人、月にいたしまして137人、こういう利用の結果が出ております。で、新しい施設の展望につきましては今後老人保健福祉計画の中で十分検討していきたいとこのように考えておりますので、これらの利用等も含めながら検討をさせていただきたい、このように思います。また、お尋ねの国の社会保険健康センターにつきましては、愛知県民生部を通じまして本年8月17日に正式に本市に設置する旨の通知をいただきました。現在建設の用地を選考中でございまして、その用地と併せまして詳細設計を進めておっていただくところでございます。 続きまして心身障害者扶助料につきましてのお尋ねがございました。これは所得制限を撤廃してはどうかとこういうお話でございまして、県下30市中21市は所得制限を撤廃をいたしております。しかし、本市はその他の社会福祉事業との整合性もございまして、そのかわり目的に合うように大変高額な助成をいたしておりますから、これは所得制限をしてある程度高額な助成がいいのか、撤廃をして薄くして全体の助成を下げていくのがいいのか、この辺はこれから十分他の福祉事業との整合性を含めましてこの制限額については適宜見直しは検討してまいりたいと思っておりますが、その二つの全体の流れがございますので、どちらの選択をするがいいか現時点でのひとつ検討を進めていきたい、このように考えております。 それからひとり暮らし老人の、あるいはまた老人世帯の数は関係部長から答弁をさせます。 続きまして高齢者の世話付住宅を建設する考えはないか、こういうふうなお尋ねでございました。これは特に県とこの話を実は進めておりまして、県営住宅の建て替えに併せまして建設をするように要望をいたしております。差し当たりまして古井住宅の建て替えに併せまして平成5年から6年度の1期工事で10戸、平成7年から8年度の2期工事で10戸おのおの建設をしていただける予定になってまいりました。なお、老人向けの住宅建設は県で行っていただきますが、生活援護あるいは救急通報システム等は、これを市で配置する予定でございますので協調してこれらの老人福祉に供していきたいと、こんなふうに思っております。 続きまして登校拒否の問題につきましては、教育委員会から御答弁をいただくことにいたしますが、教育センターにつきましてだけ私から御答弁をさせていただきます。 現在先進都市の視察結果等踏まえまして、教育センターの構想につきまして内部協議を進めているところでございます。今回教育センター専門委員会を設置するに当たりまして補正予算をお願いをいたしておりますが、御議決をいただいた後直ちに専門委員会等を設置、開催し具体的な案を作成していただき、そして早い時期に設計費あるいはまた建設等の予算計上に向けまして努力をしていきたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。私からは以上であります。 ○議長(伊東良洋君) 教育長 岡田 仁君。 ◎教育長(岡田仁君)  4番目の登校拒否の問題についてお答えをしたいと思います。まず登校拒否の市内の現状はという御質問でございますが、平成3年度の学校基本調査によれば安城市において病気以外で30日以上欠席をした子供の数は小学生が26人、中学生が77人であります。また、先ほど御質問者のお話にもありましたが、全国的にも登校拒否の低年齢化が指摘をされているところでありますが、本市でも最近その傾向が見られます。平成3年度は1年生、2年生で4人でありました。低年齢化の要因といたしましては学力についていけないということよりも、入学時体験不足のため人との接し方がわからず多人数の中でいろいろ戸惑うことが多くて挫折をするとか、また過保護、過干渉による自立心が欠如している、例えば乳離れがまだできないというようなことなどが挙げられております。そんな諸点いろいろ考慮しまして学校教育でも生活科を始めとした体験学習の重視、また自主性を大切にした活動の積極的な導入を図っているところでございます。また、先生方もこの問題の重要さをひしひしと感じまして、指導のあり方について熱心に研究し対応に心を砕いているところでございます。よろしく御理解と御支援を賜りますようにお願いを申し上げます。 それから今後建設予定の教育センターでの登校拒否や、非行問題への対応をどのように考えているかとこういう御質問でございますが、現在この教育センターにつきましては内部検討の段階ではありますけれども、教育センターの機能の大きな柱の一つとして登校拒否、就学問題、問題行動等を含む幅の広い教育相談の充実を考えているところでございます。具体的にはケースに応じた相談活動の場、また事例研究や治療の場として機能をさせてまいりたいと思っております。以上で答弁を終わります。 ○議長(伊東良洋君) 福祉部長 長谷部良行君。 ◎福祉部長(長谷部良行君)  3番目の福祉行政の中の(3)の高齢者世話付住宅ひとり暮らし老人、及び老人世帯の数のお尋ねについてお答えをしたいと思います。ひとり暮らし老人の方につきましては536人、それから60歳以上の高齢者のみの老人世帯につきましては883世帯でございます。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 22番 岩瀬雅之君。 ◆22番(岩瀬雅之君)  それぞれの問題につきまして大変御丁寧な御答弁をいただきました。再質問の必要のないようにと申し上げましたが、本当に御丁寧に御答弁をいただいたわけですが、ありがとうございました。更生病院の問題も問題が大きな問題でございまして、今後いろんなまた議論もされると思いますが、ひとつ積極的な推進をお願いを申し上げたいと思います。 それからただいまの心身障害者扶助料につきましても、両方からひとつ検討して考えていくというような御答弁をいただきましたので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。以上でございまして、大変な御答弁をいただきましてありがとうございました。これをもって質問を終わらせていただきます。 ○議長(伊東良洋君)  以上で22番 岩瀬雅之君の質問は終わりました。 次いで29番 竹内由満子君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆29番(竹内由満子君)  通告いたしました2項について質問いたします。最初は豊かな老後を支える施策と老人保健福祉計画についてであります。世界第2位の経済大国になったわが国は、豊かな先進国になったといわれております。しかし、その一方で長生きして寝たきりにでもなったらどうしようという老後に対する不安が広がっているのも現実であります。だれもが迎える高齢期が豊かに過ごせるよう何点かについて質問いたします。 第1点は骨粗鬆症に関する健康教育や検診の実施の問題であります。骨粗鬆症というのはちょうど大根にすが入ったように、骨が粗くなりスカスカになって折れやすくなる病気です。そのために腰や背中が痛んだり背骨が曲がったりします。ほとんど自覚症状がないままに進行し、特に女性は男性の5~6倍で閉経後に起こりやすく60歳を過ぎると目立って多くなり、また太っている人よりやせている人に多く見られるということであります。 原因としてカルシウムの摂取不足やビタミンDの不足、女性ホルモンの喪失、運動不足などが挙げられ、これらの要素が複雑に絡み合うことも考えられています。現在わが国の寝たきりのお年寄りは約70万人にのぼり、今後高齢化の進展に伴い西暦2000年には100万人に達すると予測されております。寝たきりになった原因は第1位が脳疾患で、第2位が骨粗鬆症による骨折という調査もあります。厚生省も寝たきり老人ゼロ作戦に関連して骨粗鬆症への取り組みを進めるため骨粗鬆症財団を作り、予防教育や予防のための研究を始め、また市町村に対して平成2年度から骨粗鬆症の予防を取り上げるよう要望しているということであります。愛知県衛生部の資料によれば平成2年度の骨粗鬆症に関する予防健康教育は、本市はゼロということであります。予防健康教育をより多くの機会をとらえ積極的に行うべきと思いますが、いかがお考えでしょうか。兵庫県と神戸市、県医師会、灘生協が出資参画して設立された兵庫県予防医学協会は、骨粗鬆症による骨折が寝たきりの原因第2位であることに着眼し、検診車による集団検診を実施しているということであります。熊本県でも日本赤十字健康管理センターが集団検診を行っているということであります。早期発見・早期治療で少しでも寝たきりのお年寄りをなくすよう検診事業を実施していただきたいと思います。現在乳がん検診は巡回検診車による方法も実施されておりますが、このような方法ででも実施できないものでしょうか。県への働きかけも含めお答えいただきたいと思います。 2点目として住居の問題についてお尋ねいたします。先ほどの岩瀬議員の質問の中で高齢者のケア住宅について古井住宅の建て替えの中で1期で10戸、2期工事で10戸の建設がされる旨のお答えがありました。この20戸についてその対象となる方々はひとり暮らしのお年寄りに対するものだけなのか、お年寄り御夫婦で住んでおられる者も対象になる、広さにおいてそういった差のある内容で建設をされるのかどうかということと、もう1点はこのケア住宅は先ほど相談員のお答えもありましたけれども、概ね30戸に1人の生活相談員を置くことになっております。先ほどのお答えの中から想像いたしますと、この20戸はそれぞれ別棟で建設をされると思います。そういたしますと、この生活相談員あるいは相談室の設置というようなものがどういう形になっていくのか、県との話し合いの内容をお知らせしていただきたいということ、そして3点目に昨年の9月議会において質問いたしました際に、デイケア施設の用地が確保できれば建設もしていきたいようなお話もお答えがありました。県との折衝の中でこのデイケア施設の用地の問題については現状どうなっているのか、この3点について伺いたいと思います。障害を持つお年寄りが住みなれた自宅で引き続き生活するためには住宅の改造が必要になります。東京の江戸川区が90年の10月から始められた健やか住まい助成制度というのが今注目を集め、テレビで放映されたり雑誌に掲載されております。介助の必要な60歳以上の人が暮らしやすいように段差をなくしたり、出入口を広げたり、手すりを付けたり、おふろやトイレを改造する制度で費用は全額区が助成しています。収入制限とか助成金額の上限などの制限は一切設けられておらず、条件といえば区民であること、持ち家であることぐらいということです。今年1月までの16か月間で受け付けた件数は482件、月平均30件の申し込みをこなしているということです。1件当たりの助成額の平均は82万円で最低は1万9,000円、最高は392万円ということです。上限がないといっても介助のための改造に限っているから、むやみに金額が膨らむ心配はないということであります。担当の係の方は実際には困っていても大半の方はどこをどう直せばよいのかわからない、どんな方法、どんな器具があるかも知らない。 だれに頼んでよいかもわからないのです。そういう情報とかノウハウを提供する意義が大きいと言っておられます。また、区長さんは次のようにおっしゃっておられます。この制度の対象になるのは1,200人ぐらいであり、10億円台で終わる事業です。もし1,200人が寝たきり老人になってしまったらとてもそんな金額では済みません。予防できれば安いものです。寝たきり予防にはまだまだお金をかけるつもりで今次の作戦を考えています。 そういうサービスですから、どんどん利用していただかないと困るのです。収入制限とか助成金額の上限とか、何か月以上区内に済んでいる人みたいなお役所的なことを言ったら人は来ません。職員にも資格審査みたいな雑務をせずに、本来の仕事をしてもらいたいのですとおっしゃっておられます。住宅の改造がだれにでもできるよう江戸川区で実施されているような制度の導入についてお尋ねいたします。 第3点目としてホームヘルパーの問題について質問いたします。厚生省が89年12月に出した高齢者保健福祉10か年戦略、いわゆるゴールドプランによれば、ホームヘルパーの派遣は在宅福祉サービス3本柱の一つに挙げられ、99年度にはヘルパーを10万人にするという目標が設定されています。これが完全に実施されましてもデンマークの7分の1という水準であります。このゴールドプランが出されて以降多くの市町村がヘルパーの増員をしてきております。しかし、その多くが正規の職員ではなく身分が不安定な臨時職員であります。本市の場合も正規の職員は4名のままで増員されず、登録ヘルパーのみが増えている状況にあります。東京品川区ではヘルパーの派遣日を週6日まで拡大し、夕方から夜9時までの夜間派遣も実施しています。別の区では保健福祉計画策定の論議の中で原則24時間対応でいくべきだと考えた。しかし、すぐには無理だから2000年までには12時間に持っていく目標を立てた。それを実施するためには国の示す目標量との倍以上のヘルパーが必要であるとの結論が出たということであります。派遣回数にしても派遣時間にしても、住民が求めていることに役所がメニューを合わせるという観点が求められていると思います。そのためにも基本は正規の職員とすることが必要と考えます。ゴールドプランの10万人を達成するためには本市の場合80名前後のヘルパーが必要になると思いますが、正規の職員の採用についてどのような方針を持っておられるのか、お尋ねいたします。同時に現在働いていただいております登録ヘルパーの方々の待遇改善についてもお尋ねいたします。ヘルパーは高齢者の尊厳を守る専門性を持った仕事だと思います。賃金でもそれにふさわしい対応をすべきです。現在経験年数は全く加味されておりませんが、改善すべきではないでしょうか。年次有給休暇についても労働基準法に沿って与えるべきであります。さらに賞与や退職金についても、労働省の指針に沿って支給すべきです。これらの点について御答弁をお願いいたします。 4点目として給食サービス実施についてお尋ねいたします。社会福祉協議会の事業として実施することが明らかにされ、これまで準備が進められてまいりました。7月実施ということで希望調査も取られ実施を期待して待っていたものの、実施時期が延びてがっかりされたお年寄りもあると聞いております。3月議会の中で配食をボランティアにお願いするのは無理ではないかという質問をいたしましたが、既に婦人団体やボランティア団体から協力依頼の申し込みもある、場合によっては配食ボランティアの募集をする必要もあるという趣旨の御答弁がありました。実施に向けて準備してくる中で問題になったことと、現状、そして今後の課題についてお尋ねいたします。 5点目として日常生活用具の給付等について質問いたします。老人の日常生活用具の給付等の対象になっているのは、本年から電磁調理器と移動用リフトが加えられ現在15品目に及んでいます。このうち本市が給付等の対象にしているものは半分以下であります。本年から給付対象になった電磁調理器は磁力で直接なべややかんを温めるもので、鉄やステンレス、ホーローのなべなどしか使えませんが、炎が全く出ないために火災予防の上からも安全なものであります。また、移動用リフトも以前デンマークシートと移動用リフトということで質問いたしましたが、寝たきりのお年寄りをベットから車いすへ容易に移動できるものであります。さらに体位変換機や歩行器等も含まれております。ひとり暮らしや寝たきりのお年寄りの状態は一人ひとり違うわけでありますので、生活用具も多種多様なものが必要です。国が給付等の対象にしているものについては、本市においても基本的にすべて対象にすべきであります。日常生活用具の給付等の対象品目の拡大についてお尋ねいたします。 6点目として特別養護老人ホームの今後の建設計画についてお尋ねいたします。安寿の郷がオープンしてまだ6か月に満たない状況でありますが、既に定員いっぱい入所しておられるということであります。近隣のホームも皆同様の状況ということです。老人保健法のたび重なる改悪で、お年寄りの長期入院が困難になっていることも原因しているように考えられますが、数年前より待機期間が長くなっているような感じがいたします。老人保健福祉計画の中には当然特養の建設計画も入るわけでありますが、これとは別に研究・計画に入ることが必要と思われます。近隣施設も含めた最近の待機者の状況も含め御答弁をお願いいたします。 7点目として老人保健福祉計画についてお尋ねいたします。この計画は90年6月に老人福祉法等8法が改正されたことにより、市町村及び都道府県に策定が義務付けられたものであります。要援護老人に対する在宅福祉サービスや施設福祉サービス、保健サービスの供給、各種福祉施設、保健施設の整備並びにこれらの業務に必要なマンパワーの確保対策等について定めるもので、来年度中に策定しなければならないことになっております。このように国が市町村に対して計画を作らせるということは、一元的な国の計画では無理が生ずるということのあらわれでもあります。ですから国が示す目標量がどれだけかということを抑えながらも、どういうサービスをどのぐらい提供することが必要なのかという視点が必要であります。1999年度平成11年度までの中期的な計画であるとともに、盛り込まれるべき内容も豊富であります。策定に当たって福祉課や健康課が関わればよいというものではなく、保険年金課や建築課、企画課や財務課など幅広い検討チームが必要であると思います。さらによりよい計画を作り上げるために積極的な住民参加が必要であります。 ひとり暮らしや寝たきり、一般老人に対するアンケート調査は既に実施されておりますが、これで十分であるとは思えません。市民代表も含めた策定委員会が設けられると思いますが、それ以前に計画の素案が策定される前に医師や訪問看護婦、ケースワーカー、理学療法士、作業療法士、ボランティアの方など日ごろさまざまな分野でお年寄りと関わっておられる方々からは問題点や意見等を聞いていただきたいと思います。計画策定に当たって役所内部の体制と住民参加について方針をお尋ねいたします。 次に第2項の市職員の採用計画について質問いたします。来年度の市職員の募集記事が広報等に掲載され、その一部は既に試験を終わっております。私は本年の3月議会及び6月議会において消防職員と保母職員との増員に関わる質問をいたしました。その際の御答弁によりますと、消防職員についてはとりあえず条例定数を確保していきたいということ、保母職員については採用予定時点で来年度の措置児童数や、保母の中途退職の把握が正確にできず、結果として臨時保母の採用や1クラス当たりの児童数を基準の1割を限度として増やしているということでありました。広報によれば来年度の採用予定数は消防の場合が大卒、高卒それぞれ2人程度、保母が8人程度となっております。この採用計画に至る経過、考え方についてお伺いし、第1回目の質問を終わります。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  竹内由満子議員からの御質問にまず私から御答弁をさせていただきます。初めの豊かな老後を支える施策と、老人保健福祉計画についてでございます。この中には幾つかの御質問がございまして、順次お答えをいたしてまいりたいと思いますが、初めの骨粗鬆症の関係につきましては、これは詳細は部長から答弁をさせますが、ようやくそのような病気に対します皆様の関心やら、あるいはまた症状が問題になってきたことは私も承知をいたしております。特にかかりやすい方は大体お示しのように、60歳以上というふうなことでございますが、やせた人あるいはまたカルシウムの取り方が少ない人、そして運動不足の方、さらには男性ではアルコールや喫煙の多い方、日光不足の人というふうなことが今わかっておるわけでございますが、安城市としての対応はこれから老人クラブを中心といたしましてできるだけ健康診断あるいはまた健康教育、これらを充実をしてぜひひとつその予防対策、全体的な老人の健康管理というふうなことに努めていきたいと、このように考えております。 それから2番目にありました老人住宅の関係、あるいはまたケア付きの住宅の内容等につきましてお尋ねがあったわけでございます。私どもは先ほど御答弁をさせていただきましたように、特に県営住宅におきましてケア付きの住宅をお願いをしてまいりますが、これは老人世帯に限るということですから、御夫妻でもあるいは独居の方でも結構でございます。そして後デイ・サービスの施設は県の用地の中にこれは市が造っていくということで、今県とのこれからの建設計画に併せまして折衝を進めておるところでございます。 なお、住宅相談につきましては、これはまた建築課を中心としてこれからの問題でもございますから、できるだけ住民サービスの観点に立ってこのような相談も必要ではないかと、こんなふうに考えます。 それからホームヘルパーのお尋ねがございました。たびたび竹内議員からこのような御質問をいただいておりますが、原則的には非常に臨時職員の登録がかなりございますから、現時点では正規職員の採用ということは考えておりません。将来的には社会福祉協議会の直営委託事業として、さらにお示しのような待遇その他時間、身分のこともありましょうから、むしろ正規職員というよりも社会福祉協議会の委託事業としてのサービスの方が適当ではないかとこんなふうに考えております。なお、臨時職員の有給休暇あるいはまた経験者の賃金体系、そういったものにつきましては今のところ改正の用意を持っておりません。 それから次に給食サービスの問題につきましてお尋ねがございました。私ども前の議会では7月実施に向けまして鋭意準備を進めてまいりました。それぞれ対象者75歳以上のひとり暮らし老人は194人ございます。そのうちで給食希望者は69人実はあったわけでございますが、配達ボランティアを募集をいたしましたところ、30名の方が申し出をいただきましたが、地域的にどうしても確保ができない地域がまだございます。これを全市的にそろうまで待っておると時期がおくれてしまいますから、一応今の段階ではちょうど中毒の出やすい時期に向かっておりますから、10月実施に向けまして今検討を進めておりますので、大変おくれましたことにつきまして恐縮をいたしておりますが、十分ひとつ独居老人の皆様と対話ができるような形でこの事業の施行を進めていきたいと、このように考えております。 それから日常生活用品の給付はその状況に応じてまた検討してまいりたいと、こんなふうに考えております。 特別養護老人ホーム、この関係につきましては既に安城の安寿の郷ホームが開所をされまして、その供用開始をしておるわけでありますが、今西三河の待機者が82名ございます。 既に安寿の郷ホームにも10人ばかりあるわけでございますが、市内の待機者は1人もございません。これは特に豊田市の関係、岡崎市の関係、刈谷市の関係等がかなり多い待機者になっておりますが、今のところまた次の施設を造る考えは持っておりません。今後状況をひとつよく見守っていきたいとこのように考えます。 それから老人保健福祉計画に関しましてお尋ねがございましたが、これはお話のように各界・各層の代表者で構成をいたしました策定委員会、これをひとつ設置をいたしたいとこのように考えておりますが、同時に現場で働きますホームヘルパーあるいはまたケースワーカーや保健婦等の意見は、毎月開催をいたしておりますケア会議で十分意見を聴取をいたしまして、これらの計画に反映できるようにひとつ参考に供していきたいとこのように考えます。 続きまして職員の採用計画のお尋ねがございました。特に来年度の職員採用は一般職の定年が延びましたので、一般職につきましてはその退職者あるいは需要に応じます業務量の発生によりますものを含めまして10名の採用の決定をいたしております。後消防と保母につきましては特にこれは専門職でありますし、消防は緊急時というふうなこともございますし、相当訓練をしていただかなければなりません。そういう意味で順次体制の充実を図ってまいりますが、本年はお示しのような形で4名の増員を実は考えてございます。 それから保母関係につきましては、これはなかなか掌握が非常に難しいわけでありまして、適齢期の方あるいはまた出産に関します関係もございまして、部としてはできるだけ人員確保に支障を来たさないように早期に計画を出させるわけですが、なかなか現実との調整が難しいようでございます。できるだけ臨時職員の解消に努めるというふうなことで、今回も保母職につきましては10人程度の採用を計画をいたしております。今私が申し上げました事務職は高卒もございますから、高卒を入れますと13人ということになります。消防職は増員2名を含めまして4人とこういうことになっておりますので御理解をいただきたいと思います。なお、それらの問題につきましてさらにまた内部の職員の採用全体の計画につきましては、先ほど言いましたような新規事業あるいは欠員補充等を含めまして、大変このような時期でもありますからできるだけやはり適切な職員の確保ということで、身を軽くするような方向も一部では進めていかなければならないだろうと、こんなことを考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 市民部長 鈴木邦英君。
    ◎市民部長(鈴木邦英君)  骨粗鬆症の検診事業の実施と教育の実施につきまして、市長答弁を補足させていただきます。これの予防法といたしましては運動とか食事、ビタミンD、カルシウムの内服等がございますが、要は日常常日ごろの健康管理等重要でございます。骨粗鬆症はレントゲン測定をすることはできましても、判定することが大変難しいと言われております。この骨の中のカルシウムがどれだけ血液の中に溶け出しまして、骨が空洞化すれば骨粗鬆症と判定できるかという、この判定が非常に難しいということを聞いております。このようなわけで市長の方から申し上げましたように、老人クラブを中心としました健康教育とか、閉経女性を対象としました教育の充実に努めまして、予防活動に努めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(伊東良洋君) 福祉部長 長谷部良行君。 ◎福祉部長(長谷部良行君)  市長の答弁を2点ほど補足をさせていただきます。まずケア住宅の中で生活相談員のお尋ねがございました。ケア住宅の建設につきましては市長先ほど答弁をさせていただいておりますように県でしていただきまして、その援助をするための生活相談とかいうようなものにつきましては、これは市の方でさせていただくというようなことで県の方と話し合いをしております。 それから老人保健福祉計画の中で庁内の検討チームのお尋ねでございますが、この計画の策定に向けて先ほど議員からお示しのあったようなそういう保健の担当課、福祉の担当課、それ以外に老人ホームの関係、それから企画、財政、建築、生涯教育のような関係で社会教育、保険年金課、そのような形で作成に向けて庁内の体制をできるだけ早い機会に整えてまいりたいと、こんなふうに考えております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 29番 竹内由満子君。 ◆29番(竹内由満子君)  再質問をしたいと思います。最初に骨粗鬆症の問題ですが、老人クラブを中心にした健康教育というお話でありましたが、現実の問題として骨粗鬆症という診断がなされるのは60歳から以降が非常に多いというわけですが、それはある日突然そうなるわけではなくて、今までのさっきおっしゃいましたような原因によって結果として起こるわけで、教育ということを考えますと、もっと早い時期から行う必要があるのではないかというふうに思うわけですね。とりわけ最近で言いますとダイエットというようなことで食事を非常に制限された若い人達も、非常に骨の骨量というものが少ないというようなことも指摘をされているわけですね。そういう方に対して教育をするというのは非常に難しい問題がありますけれども、そのもう少し年齢の上ですね、例えば乳がん検診でいえばほとんどが産婦人科ないしは保健センターの集団検診でやっているわけですので、そこに来るのは女性ばかりですので、そういう人達に対して例えばPRのための文章を配っていただく、今乳がん検診の場合ですと自己検診法を書いたちらしを配っていただいておりますが、そういうものに併せてこの骨粗鬆症に対する予防教育というものを含めたものを配っていただく、そういういろんな機会をとらえてやっていくことが必要ではないかと思います。それでそのあたりの考え方についてお答えをいただきたいというふうに思いますのと、検診については非常にまだ研究も十分に進んでいないようですし、先ほどの御答弁にありましたように判定も難しいというような問題もあるようです。しかし、現実には行っているところもあるわけで、兵庫県の例で言いますと受診をされた女性の90%がかかっていたという検診結果もあるわけですね。最近早期発見によって適切な治療を行うことにより進行を食い止められることができるというようなこともわかってきておるようですので、安城市独自で検診車を今の時点で購入してというのは、非常に難しいというふうに思いますけれども、県あるいは厚生省がこういう問題に対して積極的に対応していただけるような要請はぜひしていただきたいというふうに思いますので、このことについてもお答えをいただきたいと思います。 それからケア住宅の問題で、生活相談員は市が配置をするということになるのは理解はできるわけですが、先ほどのお答えで別棟で10戸ずつできるわけですね。そういった時に2人のそれぞれの棟に生活指導員を置かなければならないようなことになるのか、それとも二つ併せた形で通報システムもできて1人でできるのかですね。そこら辺の話し合いがどういうふうになってきているのかをお聞きしたいと思いましたので、その点をお答えいただきたいというふうに思います。 それから住宅改善の問題ですが、十分はっきりお答えの中身が掌握できなかったんですが、建築課を中心にというようなお答えもあったわけですが、そうすると新しい今の県の住宅改善資金とは別に、何らかの方法の検討に入りたいというふうに理解をしていいのかどうか。ちょっとはっきりしませんでしたので、この点についてお答えをいただきたいということと、それからヘルパーの問題で一つは現在登録していただいている登録ヘルパーの方の待遇の問題ですが、例えば有休だとか賞与についても今の状況を変えるつもりはないというふうにお答えがあったわけですね。しかし、パートタイムの問題が非常に大きく社会問題化する中で、労働省もパートタイム労働者の処遇及び労働条件等について考慮すべき事項に関する指針というものを、これは平成元年の6月に出しているわけですね。それによりますとパートタイムであっても労働基準法の定めるところにより、所定の日数の年次有給休暇を与えるものとするというふうになっているわけですね。それで労働基準法の施行規則を見ますと、週当たりの労働時間がどれだけかによって有休が幾日というようなことも決められているわけで、今パートで働いておっていただく方々が10名余あるかと思いますけれども、その方々の中でも勤務実態というのはお1人お1人で違うわけですね。 1週当たりにして日数、時間も短い方もあれば、ほぼ月曜日から金曜日まで午前、午後毎日働いていただいている方もあるように伺っておりますし、そういう方の場合で言えば当然有休を与えるというのが基準法で定められておりますので、その点については早急にきちんと法を守る立場で結論を出していただかなければならないと思いますし、賞与の問題で言えば就業の実態、通常の労働者との均衡等を考慮して定めるように努めるものとする。 これは労使においてということになるわけですが、こういう指針も出ているわけですので、そうしますとさっき言いましたように毎日のように働いておっていただける方には当然支給していくべき問題だと思いますので、この問題は早急に結論を出していただきたい、改善をしていただきたいと思いますけれども、お答えをいただきたいというふうに思います。 それから給食サービスの問題について、とりあえず今年度については最初から試行という条件で実施をされるということでありましたので、実施をする中でいろんな問題点が出てくれば、それが今後に向けて生かされていくべきものだというふうに理解をしますが、先ほどのお答えの中で主に配食ボランティアについてのお答えがあったわけですが、実際取り組んでくる中でその他の問題で障害になったようなことがあれば、この際明らかにしていただきたいというふうに思います。 それから日常生活用具も状況を見て検討というお答えでありましたので、どういうふうに理解を質問者としてしていいのかわかりませんけれども、例えば電磁調理器でいえば総合福祉センターの中がこの電磁調理器で、それを利用された方々の意見を聞きましても非常に好評なわけですね。ましてひとり暮らしの方にこういうものを給付すれば、先ほど言いましたように火災予防の上からも非常に大きい効果があるわけで、しかも安城市独自でやってくださいと言っている事業ではないわけですね。これは国が認めた事業で国・県・市がそれぞれ3分の1ずつの負担でやる事業ですので、少なくともこうした国が補助対象にし給付ないしは貸与の項目に挙げているものについては、基本的にすべてやっていただきたいというふうに思います。このことについても再度お答えをいただきたいというふうに思います。 それから保健福祉計画の関係ですが、庁内の体制は早い機会に作りたいということをおっしゃいましたので、ぜひ大型事業で言えばいろんな形のプロジェクトチームを作って計画策定をされるわけで、この問題についても早い時期にその体制を作って進めていただきたいというふうにこれは要望しておきたいと思います。ただ、市民参加の問題として策定会議には当然市民代表も加えるということでありますが、素案ができる前に先ほど言いましたようにもちろん市の職員でヘルパーだとか保健婦さんだとか看護婦さん、そういう方の意見は当然つかんでいただくというふうに思いますけれども、職員ではなくて例えば病院の関係者であるとかボランティアの方々だとかいろんな方がおられるわけで、こういう方の意見を素案ができる前、特に今の時期で言えば現状をいかに正確に把握をするかということが最も大切だと思うわけですね。そういう点でこの御意思というのは全く持っておられないのか、そのことをお尋ねしたいというふうに思います。 それから最後の職員の採用の問題ですが、消防の問題で言えばいつ災害があるかわからないわけで、その予想できない事態に対して必要な職員を配置をするというのは、現場ではより多くの職員を配置してほしいという要望がありますし、実際の人事の方ではそう現場が要求するようにという考えになると思うんですね。それはわかるわけですが、ただ現実の問題として消防の中ではいろんな仕事があるわけで、例えば分署を例に取りますと分署も本署もほとんどが一部を除いて24時間拘束の交替勤務に入っているわけですね。 そうしますといろんな分署で仕事があるわけですけれども、その中で火災と救急出動を比べた場合で言えば救急出動が非常に多いわけですね。救急で仮に出動している間に火災が起こったとしますと、そういう場合にも消防車を出動させて消火に対応できる職員はきちんと配置をしていただかなければいけないと思うわけですね。現実の問題として6名で勤務をせざるを得ないような場合も起こっているんではないかと思うわけですね。そうしますと救急で3名出れば後3名しか残らないということで、その時に3名で消防車を動かすというのは基準からいってもおかしいと思うわけですね。そういうことを最低考えた配置を、採用計画を立ててほしいと思いますが、今言ったようなことに対して人事の方はどんな考えを持っておられるのかということ、それから保母の問題で言いますと先の6月の議会で言いましたように、結果として今年は6名の臨時職員と5クラスの定員オーバーのクラスがあるわけですね。そうしますと、毎年今年度末は定年退職はないということですが、定年退職以外にも中途退職の方もあるわけで、そういうものをどう見るかというのはもちろん早くから決まっている方はぜひ知らせてくださいということですし、そうばっかりは言えない状況も起こるわけで、そうすると過去の平均的な実績を一つの計画の中に入れて当然採用計画を出されると思うわけですね。そうしますと、例えば過去この数年間ぐらいの中途退職の方が保母の場合は何名ぐらいあるのかということですね。さっき言ったように6名の欠員と5クラスで定員オーバーをしている状況で言いますと、もちろん来年度の保育園児の希望がどれぐらいあるかというのは全くわかりませんので、それは今年の状況あるいは昨年の状況を見て判断をされるというふうに思うわけで、8名の採用予定というのは6月で指摘をした問題は解決できないんではないかと思うわけで、この過去の数年間の実態についてお答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長(伊東良洋君) 福祉部長 長谷部良行君。 ◎福祉部長(長谷部良行君)  お答えをしたいと思いますが、まず初めにケア住宅の関連をいたします生活相談員の関係でありますけれども、ここには将来的にはデイ・サービスを造っていきたいと、そのデイ・サービスから生活援助員を派遣をしていきたい、こういう計画があるわけでして、最初の時点の関係どのように派遣をする人をしていくかということについては、今現在検討をさせていだたいておるとこういうことでございます。 それから住宅の改善の関係でありますけれども、これについては厚生省の方でも今いろいろと御計画をされておるように新聞で承知をしておるわけでして、国の動き等を見て考えてまいりたい、そんなふうに思います。 それからホームヘルパーの臨時職員の関係の有休、それから賞与の関係ですけれども、賞与の関係につきましては現在支給をさせていただいております。それから有休の関係ですけれども、これは研究課題とさせていただきたいとこんなふうに思います。 給食サービスの問題があるかということなんですけれども、今現在特にと考えております。試行してみますとどんな問題が出てくるか、そこら辺を探っていきたいとこんなふうに思っております。 日常用具の給付の関係でありますけれども、国の基準が15ということで安城市は半数以下だというようなことでしたけれども、いや15のうち八つやっておりますので半数以上でございますので、それでやっぱりすべからくということじゃなくて、やはりそういう人を抱えてみえる、そういう皆さんの要望、そういうものも聞いていく必要があると思います。 と申しますのは所得に応じて個人の負担もあるということ、それから中の内容では別に自分である程度確保できると、そういう内容もあるということで議員内容をよく御承知ですので、その辺はおわかりいただけると思います。 それから老人保健福祉計画の現場等の意見の聴取ですけれども、これは私ども大事なことだと思っております。先ほど市長ちょっと御答弁を申し上げましたように実はホームヘルパーの関係につきまして、これは毎月1回ずつケア会議というようなものを持っております。ちょっと申し上げますと福祉課のヘルパー、それから健康課の保健婦、保健所の保健婦、医師会の在宅の関係の先生、それから病院等の関係者で月1回ずつ会議を持ちましていろいろと情報の交換をしたり事例でもって御研究をいただいておると、そういうところからの意見も大変重要ですので、そういうことについては積極的にしていきたいとこんなふうに考えております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 市民部長 鈴木邦英君。 ◎市民部長(鈴木邦英君)  骨粗鬆症の早い時期からの予防教育を機会をとらえて行ってはどうかという御質問でございますが、この骨粗鬆症保健事業の重点健康教育の一つになっております。このような関係から乳がん検診とか、子宮がん検診等の検診に併せましてパンフレットとかビデオとか、これらで指導してまいりたいと思っております。 次に検診業務の実施についてでございますが、早期発見・早期治療についてはこれの必要性をよく認識しておりますが、今のところ教育の充実で進めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(伊東良洋君) 企画部長 鈴木勘一君。 ◎企画部長(鈴木勘一君)  2点ばかりお答えをいたしますが、最初に来年度の職員採用の予定を募集の時に消防職2人、あるいは保母8人ということで募集しておりましたが、その後の状況の変化ということで現時点消防職4人、保母職10人ということで確認をさせていただいております。それから消防活動あるいは保母職の保育の実態、そういった事柄それぞれに支障のないようにこの配置を考えておるわけでございまして、退職予定者の見込みはもちろんでございますが、昨今の社会情勢のそういった状況も加味いたしまして退職予定者等見込んで採用計画を立てております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 29番 竹内由満子君。 ◆29番(竹内由満子君)  後2~3点お願いをしたいと思いますが、一つはヘルパーの有休の問題ですけれども、研究課題とするということでありますけれども、少なくとも雇用者として労働基準法は守るというのが最低限果たさなければならない責任だと思うわけですね。それをみればほぼ毎日のように月曜日から金曜日まで午前、午後合わせると6時間プラスアルファぐらいの時間を働いていらっしゃる方も何人かみえるわけですね。そういう方についてはもちろんのこと、1週間当たりの労働時間数によって具体的に1日であるとか2日であるとか与えなさいということをきちんと労働基準法でいい、施行規則で決められているわけですね。この問題は検討課題ではなくてきちんと法を守る立場に立っていただく、その検討を直ちに入っていただかなければいけないと思いますので、この点については再度お答えをいただきたいということです。 それからもう一つケア住宅の問題でくどいようですけれども、そうしますと将来的な計画もわかりましたし、現状生活相談員をどうするかというのもその考え方もこれからの問題だという、その点は十分理解をしました。私が前に岐阜市を見せていただいた時ですと生活相談員でしたかね、正式な名前はちょっとあれでしたけれども、その部屋がきちんとあるわけですね。そうするとこの古井住宅に建てられる中には10戸10戸、20戸合計できるわけですが、10戸それぞれについて援助員の部屋が設けられるのか。そうではなくて棟は違っても20戸が有機的につなげることによって、20戸を一つのケア住宅として一つの生活相談員室を置くような設計になっているのか。その設計のあたりのことをお伺いしておきたいと思います。 それと職員の採用のところで確認をしたいと思いますが、広報によりますと消防職員の場合は大卒が2人程度、高卒が2人程度というふうに併せて4人程度というふうに広報には載っておりましたが、今のお答えというのは高卒、大卒を合わせると6人ということになるのかどういうことなのか、再度お答えをいただきたいというふうに思います。 それと要望にとどめておきますけれども、保健福祉計画の策定に当たってのいろんな各層の方の意見を聞く問題ですけれども、そのケア会議をやっておられるあるいは保健所で言えばサービス調整会議というようなものもやっておっていただけるようですけれども、そういう場にそれぞれを代表して来ていただいている方が、十分それぞれの立場の方のほかの方々の意見を取りまとめて参加をしていただくなら、ケア会議あるいは調整会議の範囲でいいと思いますけれども、そうでない以上関わっておられる方々より多くの方々に聞いていただくことが必要だというふうに思いますので、この点については十分な対応をしていただきたいというふうに思いますし、それからもう一つの問題として市が実施をされましたアンケート調査では対象にならなかった、既に老人ホーム等の施設やあるいは病院に入院しておいでになる方はアンケート調査の対象にならなかったわけですね。しかし、この人達の中でももっとデイケアの事業が整えば、入院や施設に入りたくなかったんだという人もおられないとも限らないわけで、そういう方についても市の職員の方が足を運んでいただいて考え等を聞いていただく必要もあるというふうに思いますので、この点についても十分な対応をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(伊東良洋君) 企画部長 鈴木勘一君。 ◎企画部長(鈴木勘一君)  ホームヘルパーの有給休暇のことでございますが、臨時職員はほかの部署にもお願いをしておるところでございまして、全庁的に検討を加える必要がございます。それぞれ勤務体系も異なっておりますし、適用に当たりましては十分研究する期間がいただきたいというふうに思っておりますので、慎重に対応してまいりたいと思っております。 それから消防職の件でございますが、来年4月採用の消防職員として今の時点4人というふうに設定をしておるということでございます。もちろん今大学卒が終わった時点でございますが、次の高卒を含めましてということでございます。 ○議長(伊東良洋君) 福祉部長 長谷部良行君。 ◎福祉部長(長谷部良行君)  お答えをしたいと思います。ケア住宅の建設についての設計の関係ですけれども、まだ青写真を見ておりません。今後協議をさせていただくという段階でございます。 それから老人福祉計画の中で入院の人の意見もということでございましたが、一応国の方のアンケート調査のガイドライン的なものがあるんですけれども、そういう入院をしてみえる方については除外もやむを得ないというようなそういうことでありましたので、今後計画を作成する段階で必要が生じた場合については考えてまいりたい、こんなふうに思っております。以上です。 ○議長(伊東良洋君)  以上で29番 竹内由満子君の質問は終わりました。 この際本会議を午後1時まで休憩いたします。             (休憩 午前11時54分) ○議長(伊東良洋君)  休憩中の本会議を再開いたします。             (再開 午後1時) ○議長(伊東良洋君)  次いで30番 横山喜八君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆30番(横山喜八君)  事務局を通して通告いたしました5点の問題について、市長及び執行部に質問いたしますが、先の議員の質問と一部重複いたしますが、御了承いただき誠意のある前向きの答弁をお願いしておきます。 第1点は財政運営と来年度予算編成方針について、安城市は市施行以来40周年を迎え、西三河の中核都市として発展している現状であります。昭和63年開設新幹線三河安城駅を中心としたまちづくり事業が推進され、さらに公共下水道等都市基盤の整備の充実が図られています。また、今次の不況は生産能力の過剰化とバブルの破裂とが複合して起こり、実態面、在庫、生産能力の調整に加えて金融面すなわち不良資産の厳しい整理を強いられているために、不況の様相が複雑で落ち込みが一層深まっていくのではないかと見通す向きすらある状況であります。以上の点を踏まえて次の4点について質問いたします。 1点目は財政問題についてであります。安城市の平成3年度一般会計の決算見込みのまとめによると、決算額は歳入460億5,800余万円に対して歳出448億9,300余万円で差し引き繰越額は11億6,500余万円、このうち繰越明許や逓次繰越を差し引いた8億1,300余万円の黒字決算となっていますが、景気の減速に伴う法人市民税の落ち込みが懸念されていますが、平成4年度の市税収入の決算見込みの見通しはどうなっているか。また、景気対策の見通しをどのように立てられるか、お伺いいたします。続いて平成5年度の予算編成に当たり、基本的な財政運営のための指針がありましたらお伺いいたします。 2点目は七夕まつり40周年記念事業についてであります。来年は40回目を迎える安城七夕まつり、今では毎年100万人を超す人出でにぎわい、名実ともに日本三大七夕にふさわしいものとなってきている現状であります。また、市では40回を記念し安城七夕まつりに新しいイメージソングを作成することになり皆さんからその歌詞を募集していますが、その現況はどうなっているか、お尋ねいたします。また、安城七夕まつり40周年記念事業の補助金の増額、さらに市民参加による事業計画をどのように考えているか、お伺いいたします。 3点目は放課後児童対策事業についてでありますが、社会状況の変化により昼間保護者のいない家庭の児童に対し、北部児童センターで安城市児童クラブを組織して午後1時から午後5時まで運営していますが、もう少し時間の延長をすることはできないか。また、現在試行実施していますが、その現況と来年度以降の取り組みについてどのように考えているか、お伺いいたします。 第4点目は高齢者、保健、福祉推進10か年戦略についてであります。この事業も来年で4年目を迎えるゴールドプランの一環として施設収容のあり方、在宅福祉のあり方などいわば車の両輪であり、高齢者が自由に施設福祉か在宅福祉かを選択できる水準まで引き上げていくことが必要であり、より一層きめの細かい福祉社会の充実が要求されていますが、在宅福祉事業のホームヘルパー、ショート・ステイ、デイ・サービスの介護3本柱の充実、在宅介護支援センターの設置など軽費老人ホーム、老人保健施設、ケアハウスなど施設対策事業に対する市の現況と今後の考え方、見通しについてお伺いいたします。 第2点は三河安城駅周辺整備対策についてであります。新幹線三河安城駅開業して以来5年目を迎え同駅を中心とする新しいまちづくり、道路築造、付け替え工事が進み、岡崎刈谷線は本年10月に開通が予定されておりますが、それに伴う地区道路の接続と駅前にあります移転家屋の現状と対応についてお伺いいたします。 また、平成6年の愛知国体に向けて駅前1号広場の整備計画が進められていますが、その現況と今後のスケジュールについてお伺いいたします。 続いて西三河の新たな玄関口として魅力あるまちづくりが計画され、構想としてはうるおい、活力、都市景観の3Aプロジェクトのまちづくり整備事業、ふるさとの顔づくりモデル事業で駅前中央通りは無電柱化やシンボルロードとして、よりグレードの高い道路を計画されていますが、その現況と駅周辺4ゾーン地区以外の整備方針についてお尋ねいたします。 また、先の議会で杉浦市長は新駅誘致をしたいきさつもあり広域的な産業施設を検討している。社会保険庁の健康センターを誘致するので、その受け入れを考えたい。現在国・県と折衝中で早ければ年内にも具体化する見通しもあると触れておられますが、その後の状況についてどうなっているか、お伺いいたします。 第3点は道路行政について、1点目は高規格道路計画についてであります。最も基本的な社会資本である道路整備は、国民生活の向上と国民生活の健全な発展を図るために必要なものです。わが国の道路整備は他の公共施設に先駆けて5年計画で道路を整備する手法をいち早く導入し、昭和29年を第1次道路整備5箇年計画をスタートさせました。その後10次にわたる5箇年計画を積み重ね着実な進展を見て現在に至っていますが、さらに第11次道路整備5箇年計画の策定に向けて取り組んでいますが、その概要と特徴についてお尋ねいたします。また、この問題に関連してお伺いいたします。本県を始めとするこの地域は世界的な産業技術の中枢圏として役割を担うために、国際空港の整備が計画されています。 早くから新幹線、高速道路の整備が図られていますが、名古屋圏自動車専用道路の整備や、中部新国際空港の計画に併せて交通体系の基盤となる交通網の整備促進を積極的に計画されておりますが、先の議会でも質問されました中部新国際空港と三河安城駅、名鉄新安城駅、豊田市、三河上郷までの31㎞を循環的に延伸させる大型プロジェクト事業の計画の愛知環状鉄道延伸構想の取り組み方と今後の対応について、さらに21世紀の国際時代に向けて市長の御所見をお伺いいたします。 2点目は名豊道路と国道1号線についてであります。知立バイパスは平成元年度豊明市の栄交差点から安城市城ケ入町までの全線16.4㎞が開通され、1日約4万5,000台の車が通行している状況であり、上下1車線ずつの暫定的構造のため増加の一途の車はさばき切れず渋滞の慢性化、特に23号線合流点の栄交差点付近は豊田、刈谷方面に通じる上重原インター付近では数珠つなぎとなり大きなネックとなっているが、知立バイパス4車線化の事業の推進が図られていますが、その現況と今後の見通しについてお伺いいたします。また、高棚町付近の平面交差の区間の連続高架事業の建設についての現況と今後の対応について、どのように考えているかお伺いいたします。さらに名豊道路の全体整備計画の現況と今後の見通しについてお伺いいたします。 続いて国道1号線環境整備の計画についてでありますが、国道1号線の環境整備を図るために今年度から用地買収に着手するが、この事業計画の概要と今後の見通しについてお伺いいたします。 第4点は農業公園の建設についてであります。過日長崎県佐世保市のハウステンボスを見学させていただきましたが、ここの特徴的なものは長崎県大村湾のウォーターフロントに広がるハウステンボスを一歩入るとここは日本であるかと忘れてしまう、決して大げさでなく本当にヨーロッパの町を旅している気分になる。ハウステンボスはオランダ語で森の家という意味で、自然の息づかいを肌で感じることのできる新しい住空間の創造を開発基本の概念に今年3月25日にオープン、以来入場者は1日平均1万4,000人を数え先日100万人を突破するという人気ぶり、総面積は152万㎡で東京ドームの33倍という広大な敷地に延長6㎞の運河をめぐらさせ、12世紀から現在に至るまでオランダの市街地をそのまま再現している。そして最も注目すべき点は環境対策、ここは単なるリゾートやテーマパーク、レジャーランドではなく、人と自然の共存を目指した新たなまちづくりの大実験場であり同地の大型リゾートなど観光開発を積極的に推進されています。また、安城市の農業公園については既に基本構想が策定され、それを受けて現在基本計画の策定が進行中でありますが、先の議会で杉浦市長は面積は約25haを想定している。第1期として半場川の東を農水省の緑の空間事業補助を受け、農業振興ゾーンとして整備し平成9年に開園したい。第2期の半場川西側は技術開発ゾーン、コンベンションホールのほかいろんなアイデアを考えていく、建設費は現時点では70億円を見込んでいるが、最終的には21世紀までかかるので100億円を超す大型事業になると述べられています。以上の点を踏まえて次の5点について質問いたします。 1点は第1期工事半場川東の事業の概要について、計画面積、施設構成、予算等についてお尋ねいたします。 第2点は今後の整備計画の方針についてお伺いいたします。 第3点は子供が遊べる場所、せせらぎ、じゃぶじゃぶ池、公園、コミュニティーの四つの施設を一体化計画の構想や全体配置整備計画の中でデンマーク構想計画及びホテル、宿舎、施設計画についてはどのように考えているか。 4点は正式名称はいつごろ決定されるのか。 第5点は大型プロジェクトに対応するスタッフは現在係長以下3名であります。農業公園課を設置してより充実した体制で臨むべきであると考えますが、市長の御見解をお伺いいたします。 5点目は教育行政について、1点目は学校週5日制についてであります。企業や官公庁の週休2日制時代に向けて動き出す中、学校5日制がいよいよ2学期から始まります。とりあえず毎月第2土曜日のみの実施ですが、父母の中には戸惑いもあるようですが、学校5日制の理由はどこにあるのでしょうか。また、1.カリキュラムの編成による学力の確保、2.親子が自然の中で休息できる場所の整備、3.カウンセラーやスポーツ指導員など専門職の各種施設への配置など、学校5日制の受け皿づくりについてどのように考えているかお伺いいたします。 2点目は美術館についてであります。先の議会でも質問されましたが、美術鑑賞の場であるとともに学びの場、創造の場として広く親しまれ豊かな心の育成と潤いのある生活の充実に寄与することを目的として、美術館基本構想委員会を発足して基本構想が協議、検討されていますが、その現況と答申の概要についてどのようなものが計画されているか、お聞かせを願いたいと思います。 第3点目は教育センターの建設についてであります。昭和55年現桜町小学校に設置されている教育研究所は10年余の利用となりました。この間教育の研究・研修・視聴覚ライブラリー等のセンターとして市の教育向上発展のため数々の実績を上げてきました。また、桜町小学校の生徒増加のために手狭になってきている現状であり、安城市の教育の明日を展望し、名実ともに教育センターとしての子供達の教育に資する魅力のある新施設の建設が望まれる時がきていますが、その現況と対応策についてお伺いいたします。 第4点目は登校拒否の対策についてであります。文部省の4年度学校基本調査速報によると、学校嫌いを理由にして年間に30日以上欠席した登校拒否の小中学生は計6万7,000人にもなり深刻な状況であります。また、学齢児全体が減る中で登校拒否児は増え続け、欠席30日以上で見ると全児童・生徒に占める比率は小学生が0.14%、中学生が1.4%の100に1人となっている。そこで安城市の小中学校の登校拒否の実態と他都市に比べて発生状況はどうなっているか。また、どんな対策を取っているのかお伺いいたします。 以上それぞれ実りのある答弁を御期待して、第1回の質問を終わります。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  ただいま横山喜八議員から多岐にわたる質問をいただきました。したがいまして部長にも答弁を分割をしながら、できるだけ丁寧に御答弁をさせていただきたいとこんなふうに考えております。まず第1に財政運営と来年度の予算編成方針につきましてお尋ねがございました。御承知のような景気下降状況になっておりまして、財政のいわゆる見方というものが極めて変動的でございまして、非常にその掌握が難しい時期を迎えております。平成4年度の市税決算の見込みでは、市税収入の主なものであります法人市民税は7月末現在の収入状況で申しますと対前年比17%減となっております。最近の自動車産業の減益決算状況等が発表されておりますように、さらに法人市民税収入が減収が見込まれると思われます。今後これら法人の動向を十分注意してまいりたいと思いますが、個人市民税につきましては譲渡所得に対します税法改正に伴う駆け込み譲渡等によりまして、その伸び率が172%と高い伸びを示しております。次に固定資産税につきましては平成3年度に評価替え等が行われましたことと、本年は市街化区域内農地の宅地並み課税等によりまして12%程度の伸びを見込んでおります。したがいまして、平成4年度の市税収入見込みは特別な増収要因もありませんが、市税全体収入といたしましては対前年比8.7%程度の伸びが確保できるものと思っております。 次に、景気対策の見通しをどのように立てているかと、こういうふうなことでございます。 御承知のように政府は景気対策といたしまして、緊急総合経済対策約10兆7,000億円の大規模な対策を立てられたわけであります。公共投資等拡大の事業に向けまして、この景気回復対策が取られたものと思いますが、本市におきましても9月補正で土木事業費等関連事業費をお願いを申し上げておりまして、工事の早期発注によりまして事業の促進を一層図ってまいりたいと思います。 財政運営のこれからの指針についてでございますが、バブル経済の崩壊によります景気後退等の影響によりまして、自動車関連企業を取り巻く状況は大変厳しい状況でございます。法人市民税収入の増収は期待できない状況でありますので、また個人市民税においても平成4年度のような譲渡所得の大幅な伸びは期待できない。さらに労働時間の短縮等によりまして個人所得の伸びも大変難しい状況になっておりますことから、増収を望むことは極めて困難な状況でございます。平成5年度の予算編成に当たりましては今後の景気対策の状況を十分踏まえまして、これまでにも実施をいたしておりますが、行政事務の簡素化あるいはまた効率化に努め、さらに総合計画によります事業の計画的な実施、予算の計画的な執行に努めてまいりたいと思っております。役所の職員一丸になりまして今後も行政水準を低下させないよう最善の努力をいたしてまいりたいと思います。 次に、七夕まつり40周年記念の事業につきましてお尋ねがございました。七夕まつりイメージソングの歌詞募集につきましては、広報8月15日号あるいはまた月刊公募9月号に、さらにはポスター、ちらし等で姉妹都市等を始め全国の観光協会にも七夕協賛事業等のPRをお願いをいたしております。募集の締め切りは9月30日となっておりますが、応募件数は9月2日現在で11件ございました。 続きまして40周年記念事業の補助金の増額と、市民参加の事業計画はどうかというお尋ねでございます。七夕40回の記念事業でございますが、現在七夕診断事業をイベントクリエーターの先生にお願いをいたしておりまして、10月上旬にはイベントの活性化、基本プラン等ができる予定となっております。七夕40回は自ら考え自ら行う地域づくりを目標に掲げ、自由な発想と市民参加を強く打ち出して40周年にふさわしい記念事業といたしたいと思っております。なお、補助金につきましては新規事業等を十分考慮して今後検討してまいりたいと思います。 次に、放課後児童対策につきましては福祉部長の方から御答弁をさせていただきます。 次に、高齢者の保健福祉10か年戦略につきましてお答えをいたしたいと思います。在宅福祉サービスの着実な推進を図っているところではございますが、特に在宅福祉の3本柱でありますホームヘルパー、ショート・ステイ、デイ・サービス等につきましては安寿の郷ホーム開設等充実を図っているところでございますが、なお現況につきましては部長から答弁をさせていただきます。今後の考え方といたしましては見通しにつきまして基本的には来年度策定をいたします、老人保健福祉計画の中で位置づけをしてまいりたいと思います。 なお、在宅介護支援センターにつきましては県協議会及び県関係機関と話し合いを早期に行いまして、開設に向けまして努力をしていきたいと思います。なお、ケアハウスにつきましては先ほど竹内議員にも御答弁をいたしましたが、県営住宅の建て替えに併せまして設置ができるよう県と調整中でございます。その他の問題につきましては福祉部長の方から補足をさせます。 続きまして、三河安城駅周辺の整備対策につきまして御答弁をさせていただきます。三河安城駅周辺につきましては関係者の御協力によりまして、ふるさとの顔づくり事業によるハイグレードなまちづくりを進めておりまして、長年の懸案でありました岡崎刈谷線の切り替え開通が、いよいよ10月下旬にできることとなりましたことを大変感謝を申し上げております。岡崎刈谷線の切り替えによりまして、1号駅前広場の整備をこれから計画的に進めてまいりたいと思います。周辺の整備にかかります幾つかの御質問につきましては、都市開発部長から答弁をいたさせます。なお、社会保険健康センターの誘致につきましては先ほど岩瀬議員に答弁をさせていただきましたが、本市に設置されることが正式に決定をされましたので、今後はその内容の充実について十分また要望をしてまいりたいとこのように考えます。 次に、道路行政でございますが、初めに高規格道路につきましてお尋ねがございました。 高規格道路は第11次5計の内容と特徴その他につきましては、これまた建設部長の方から答弁をさせますが、私は愛知環状鉄道延伸構想等の取り組みと今後の対応につきましてお尋ねがございましたので答弁をさせていただきます。昨年11月に構想案が内々に提示をされまして以来各方面から大きな関心を寄せておりますところでございますが、既に県議会におきましては地元の大見県議を始め関係県議によりまして、この推進につきまして大変熱心にお取り組みをいただいております。このことにつきまして深く敬意を表したいと思います。この構想は中部新国際空港と西三河を結びます構想案でございまして、本市にとりましても極めて理想的な構想案であるというふうに認識をし、私も重大な関心を持っておりまして、今後の推進につきましては関係各方面の多大な御支援をいただきながら積極的に取り組んでいきたいと存じます。ただ、前提として中部新国際空港あるいはまた瀬戸市を中心といたします国際博覧会等がまだまだ将来の問題でございますから、あくまでもそれを想定しての構想案でもございますし、地元常滑市におきましては調整が非常に問題点も含んでおりますから、軽々にこの問題をまだ議論するところまでいっておりませんが、ぜひその進捗に併せまして取り組みがおくれないことだけはしていきたい、こんなふうに考えます。 続きまして、農業公園の関係につきまして私から御答弁をさせていただきます。名豊道路あるいは国道1号線につきましては建設部長の方から答弁をさせていただきます。農業公園につきましては先の議会におきましても、各議員からお尋ねをいただいてきたところでございます。半場川の東側を第1期の区域といたしまして整備をしていく計画でございますが、この面積はおよそ15.4haとなります。これに併せまして県の半場川河川改修事業をお願いしておりまして、これが整備できるということになりますと半場川西の一部の河川事業として実施することとなります。また、第1期区域の施設構成につきましては非農家等を対象とした野菜、果樹、花卉などの市民農園や農畜産物の直売、農産物の飲食などの施設のほか、やはり公園でありますので自然を大切にしたふれあい広場等の整備を考えております。なお、また予算につきましては現在総合計画で検討中でありますが、大型事業費になる見込みでございまして、1期と2期を併せた事業費はアクセス道路の築造などもあり用地費を除いて100億円を超える事業費となろうと思います。今後の整備計画の方針といたしましては、平成9年の市制45周年の年に第1期区域をオープンを目標にいたしておりまして整備を進めていきたいと思います。したがいまして、地元の皆様の御協力をいただかないといけませんが、引き続き地元の説明会、今年度にも一部用地買収をさせていただき、平成5年度から8年度までの4年間で整備を進めてまいる考えであります。また、第2期区域につきましてはまだ具体的な年次計画は決めておりませんが、できるだけ早く第1期と歩調を併せながら、今後ひとつ計画を着実に進めていきたいとこのように考えます。そして子供が遊べるような広場は想定しないかというお話もございました。第1期のふれあい広場を部分的に子供の遊び場として整備するとともに、不特定多数の方々が自然に親しみながら楽しめるゾーンとして最初に整備していきたいと考えております。また、デンマーク関連構想につきましては先に申し上げましたように、まだ具体化しておりませんが、1期事業の進行に併せまして順次具体的な計画を作り上げてまいりたいと存じます。 続きまして、農業公園の正式名称でございますが、これは学識経験者からもいろいろ御提言も今あるところでございますが、現在はあくまでも安城農業公園として基本計画を策定しておりますが、今後内容等の検討あるいはまた内容の確定の段階におきまして市民に親しまれる名称をぜひ付けていきたい、このように考えております。それから公園整備の庁内組織体制についてお尋ねがございましたが、この庁内の組織体制の充実につきましては今後の事業の進捗に併せまして対応してまいりたいと、このように思います。 それから教育行政につきまして幾つかのお尋ねがございましたが、まず美術館の関係につきまして私からお答えをさせていただきたいと存じます。美術館建設のために基本構想委員会につきましては、御案内のように平成3年11月27日に発足させていただきましたが、これまで先進地の視察を含めまして6回ほど委員会を開催をしておっていただきます。美術館の基本的な諸問題につきまして、協議を重ねていただき御指導をいただいているところでございます。県内にも名古屋市を始めといたしまして公私立のすぐれた美術館が多くございます中で、これら美術館の建設を進めます当市にとりましてはその特色づくりに大きな課題を持っておりまして、まさにそれがメインテーマであるというふうに思います。 したがいまして、公立美術館は地域文化の向上と市民サービスといった二面性が求められておることでございますが、どのようなビジョンを持つか、あるいはまた展示室やギャラリー、市民アトリエやワークショップなどを教育普及活動のあり方や位置づけをどのようにするのか、いずれにいたしましても軽々に結論の出せることではございませんので、引き続き慎重に御検討をいただきまして、そしてこの構想づくりに御理解をいただきますようお願いを申し上げたいとこのように思います。 それから教育行政のうちで教育センターの建設についてお尋ねがございました。これは先の岩瀬雅之議員にも御答弁申し上げました。教育センターの現況につきましては御意見のとおりでございまして、今後は明年度以降新センター建設に向けまして十分調査・研究を進めてまいりたいとこのように考えております。教育行政につきましては教育委員会から御答弁をいただきます。後補足につきましては関係部長から補足をいたさせますので、よろしくお願いをいたします。私からは以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 福祉部長 長谷部良行君。 ◎福祉部長(長谷部良行君)  1番の(3)の放課後児童対策事業につきましてお答えをしたいと思います。この事業につきましては、公営で今年の4月から北部児童センターで試行的に実施をさせていただいております。このクラブに加入をいただいております子供さんは8月末現在で19人でございまして、1年生が10人、2年生が9人でございます。職員といたしましては正規の職員が1人に臨時職員1人を配置をいたしまして運営指導に当たっております。なお、関係の小学校には大変御理解と御協力をいただいておるところでありまして、特に問題もなく順調に経過をしております。お尋ねの開設時間の延長でございますけれども、現在のところ現行どおりでお願いがしたいとこんなふうに考えております。来年以降の取り組みでございますけれども、現在試行中ということでありましてもう少し状況を見て検討をさせていただきたいと、こんなふうに考えております。 次に(4)の高齢者、保健、福祉推進の10か年戦略の関係の中で、在宅介護3本柱と施設の関係の現況についてお答えをしたいと思います。初めに在宅介護3本柱でありますホームヘルパーでございますけれども、市の職員4名、臨時のヘルパーさん14名、合わせて18名で78世帯に派遣をさせていただいております。半日単位で必要に応じて週に1回から5回派遣をさせていただいております。ショート・ステイの利用者でございますが、これは平成3年度実績でございますが、91件、810日ということでございました。次にデイ・サービスの登録者数でございますが、これは9月1日現在で市のデイ・サービスセンター46名、総合福祉センター35名、安寿の郷ホーム35名ということでございます。次に施設の関係の入所状況につきまして現況説明させていただきますが、養護老人ホームの入所者数は安城の老人ホームに26人、高浜の方に1人、併せますと27人、それから特別養護老人ホームですが、安寿の郷に20名、西尾に14名、その他10箇所21人、併せますと55名の方がそれぞれのホームに入所をされております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 都市開発部長 都築万喜夫君。 ◎都市開発部長(都築万喜夫君)  三河安城駅周辺整備対策につきまして5点ほど市長答弁を補足させていただきます。まず1点目に岡崎刈谷線開通に伴います地区道路の接続についてお尋ねがございました。岡崎刈谷線のバイパスの接続する道路は幹線道路、区画道路を含めまして延べ13路線ございます。このうち3本の幹線道路と6本の区画道路につきましては、バイパス開通と同時に接続が可能でございます。残ります4本の区画道路につきましては工作物等移転を必要とする物件がございますので、そういったものを順次移転を進めながら接続をいたしてまいりたいと思っております。 2点目の駅前の移転家屋の現況と対応についてでございますが、御案内のように1号駅前広場の予定地内に1軒残っております。現在精力的に移転交渉を進めさせていただいておるところでございますが、土地区画整理事業によりますところの移転を前提にいろいろと条件を提示させていただいておるところですが、相手側の御意向もございましてなかなか折り合い点が見つからないというような状況でございまして、大変苦慮いたしております。しかしながら、1号駅前広場の本整備を早急に完成しなければなりませんので、今後も一層の努力を傾注してまいりたいというふうに思っております。 それから1号駅前広場の整備計画の現況と、今後のスケジュールについてもお尋ねがございました。この1号駅前広場につきましては本年度から本格的に整備に入って、平成7年度には完成させる計画でございます。本年度は中央広場の駅舎近い部分の歩道ペーブメント、それからカスケードあるいはキャノピーと地下道、来年度以降は車道部分の舗装、タクシープール、広場南側の歩道等計画的に整備を進めてまいりたいと思います。 続いて駅前中央通り線の現況はという御指摘もございました。現在この路線につきましては車道を優先に整備中でございまして、今後沿線と申しますか、沿道の建物を建築物計画等に併せまして、できる限り手戻りのないような形で顔づくり事業によりますところの無電柱化だとか、あるいは歩道のグレードアップを図ってまいりたいというふうに思っております。 最後に駅周辺の4ゾーン地区以外の整備の方針についてやはりお尋ねがございました。 ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業によりますところの四つのゾーンにつきましては、御案内のとおりそれぞれの地区のテーマ、イメージに基づいてハイグレードな公共施設の整備を行っておりますが、その4地区以外については今後財政の見通しを立てながら顔づくり事業と調和の取れた施設の整備に努め、魅力あるまちづくりを目指していきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(伊東良洋君) 建設部長 岩井昭二君。 ◎建設部長(岩井昭二君)  名豊道路と国道1号線の事業概要についてお答えを申し上げます。まず名豊道路でございますが、全長72.7㎞あるわけでございまして、本年豊橋バイパスの大山町大清水間というんですか、2.4㎞暫定供用開始が始まるわけですが、それを含めますと全体で31.5㎞の暫定供用ができるわけでございまして、全体では43%の進捗率と申しますか、このような形になるわけでございます。そこでまずそれぞれのバイパスごとの事業内容でございますが、まず知立バイパスにつきましては先ほども御質問者質問の中でおっしゃいましたように、高架橋の4車線化が図られておるわけですが、刈谷市から知立市の上重原ですか、この間1.5㎞ありますが、本年度末に供用の開始になる予定でございます。それから岡崎バイパスですが、この3月に西尾市の中原町まで3.4㎞暫定供用開始がされたわけですが、引き続き中原の高架橋の上部工と、その次に安藤川というのがあるわけですが、これの橋脚と下部工と、これらの工事がただいま行われております。それから幸田町地区におきまして用地買収も行われております。 それから蒲郡バイパスでございますが、これは昨年の11月に都市計画決定がなされまして、ただいま事業化に向けて資料が収集されておるところであります。 豊橋バイパスにつきましては先ほど申しましたように、2.4㎞の道路築造が行われておりまして、なお大清水町というところで用地買収も同時に行われております。豊橋東バイパスにつきましては、ただいまのところ事業化に向けて設計がなされておる段階でございます。全体的にはそういう事業が行われておりまして、今後の見通しにつきましては第11次5箇年の道路整備計画の中で位置づけされて、事業の促進がなされるものと確信をしておりますし、またそれに向けてひとつ努力をしていかなきゃいかんと考えております。 それから国道1号線についてでありますが、環境の整備と交通安全ということで東栄町の明治川用水から今本町の石田川まで全長2,540m、この間を改良されるわけですが、30mから32mという幅員でもって改良なされるわけでございますが、既に北部の土地区画整理区域内につきましては、平成元年から公共施設管理者負担金ということで対応いただいておりますし、また作野地区の区画整理につきましても平成3年から公共の管理者負担金を対応いただいております。したがいまして、平成4年はそれ以外の1,500mの区間の区画整理を行わない地区につきまして事業化をいただきまして、用地買収等の予算も付けていただきました。本年とりあえず1億3,000万ということでございますが、来年からは用地国債というような形も対応いただけるように促進を図っておるところでございますが、いずれにしましても非常に多くの家屋が移転対象になるわけでございまして、これらの事業促進につきましても、地元に国1拡幅要望検討委員会というような委員会も作っていただきまして、地元の方々の御意見を十分反映できるようなそうした形も整えて今後の利用促進を図っていきたい、かように思っております。 それから第11次道路整備5箇年計画の事業内容はということでございましたけれども、2日の日にこれの促進に向けましての採決もいただいておりますので、私が再度申し上げることもないかと思いますので御理解を賜りたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 教育長 岡田 仁君。 ◎教育長(岡田仁君)  5番目の教育行政について学校5日制の意義はという御質問でございますけれども、この意義はこの次の次代に生きる子供の人間形成というようなものをもちろん第1に基本にしておるわけでございます。学校、家庭そして地域社会が一体となってそれぞれの機能を十分発揮する中で子供が自ら考え主体的な判断を下して、そして行動ができる力を身に付けるということが意義でございます。そして具体的なねらいといたしましては子供にゆとりを与えること、家族のふれあいの場とすること、子供の自主性を育てること、地域社会の一員としての自覚を持たせるといった、そんなところにねらいがあるわけでございます。 それから次に学力低下を防ぐカリキュラムの編成について御質問でございます。これは月1回休業になる土曜日があるわけですけれども、各教科の時間数は削減をいたしません。 その該当する土曜日の分につきましては学校行事、学園行事等の見直しを図る。また学校裁量の時間で対応をしてまいります。また、各教科の授業のあり方をさらに研究を深めまして、特に基礎・基本に関する学力の低下につながらないように努めてまいりたいと思っております。 それから親子が自然の中で休息できる場所の整備ということについてでございますけれども、これは学校週5日制ということに限らず市民の憩いの場所の整備は必要なところでございます。そういう意味におきまして本年度オープンをいたしました堀内公園というのは、まことに意義深いものがあると思っております。また、安城市は他市に先駆けまして二つもの野外センター作手村、茶臼山に設置をされております。野外センターでは既に自然観察ができるよう散策路の整備や、ランニングコースもできておりますけれども、さらに茶臼山分収林水源の森の有効利用ができるよう条件整備を進めていきたいと思っております。前年度開館しました歴史博物館も郷土のいにしえを勉強する中で、安祥城祉公園において自然に触れることができるすばらしい施設であろうかと思っております。以上のように安城市には憩いの場所や休息できる関係の施設は、かなり整備されつつあるというふうに考えております。 それからカウンセラーやスポーツ指導員などの各施設への配置ということでございますけれども、これは学校5日制の意義は基本的には家庭に子供を返すことにあると思っております。親子が休日の過ごし方を話し合って、また子供自身が選択をしてそれを行動する、生活するのがねらいであります。家庭でゆっくりしたり、また家の手伝いをするのも非常に意義のあることでございます。また、一方図書館や公民館、歴史博物館などを利用するのも結構でございます。そうした意味から各公共施設では施設の特色を生かしながら、学校5日制の趣旨を体し行事や遊び、運動を計画をしているところでございます。そういうわけでありまして、今のところ特別な職員配置をしなくても対応ができるというふうに考えております。 それから4番目の登校拒否対策についてでございますが、安城市の実態と他市と比べた状況はとこういう御質問に対しまして、これは午前に岩瀬議員にもお答えをしたとおり、安城市におきまして平成3年度中に病気以外で30日以上欠席した子供の数は小学生が26人、中学生が77人でありました。この数字は安城を取り巻く近隣の市と比べると最も低い数字でございます。しかし、いずれにいたしましてもこの問題につきましては安城もかなりいるんだということを厳粛に受けとめて、対策につきましては真剣に取り組んでいるところでございます。 それからそのことに関して、どのような対策をしているかという最後の御質問でございますが、市教委といたしましては平成3年度より登校拒否対策協議会を設置をいたしました。特にこの事業のうちで実績を上げているふれあい学級は、既に青少年の家を会場にいたしまして数回実施をしておりますが、回を追うごとに該当者及びその保護者の参加が増えて学校復帰間近を思わせる状況でございます。また、一方学校ではいじめ登校拒否対策委員会を設置をいたしまして、共通理解のもとで個々に応じた対策をしておりますし、また早期発見・早期治療を心がけて、会話を中心とした根気の強い指導に心がけているところでございます。ある学校では家庭訪問を重点指導項目に掲げまして積極的に実施をした結果、学校復帰率が少しずつ高まってきたというふうに報告を受けております。以上よろしくお願いいたします。 ○議長(伊東良洋君) 30番 横山喜八君。 ◆30番(横山喜八君)  詳細に答弁をいただきましたけれども再質問をさせていただきます。第1点目の税制問題についてでありますけれども、やはり路線価の問題が地価税の導入などの理由に平均で5.8%引き上げられたと、これは政府の土地政策の大きな柱である新税さまざまな分野でそういう地価税の転嫁が予想されておる中で、特に企業などの土地保有者の初の算定となるこの路線価も、11月からちょっと1か月ぐらい地価税ということで一斉申告、そういう時期を迎えており、法人にとってはさらに厳しい状況であると考えられますけれども、来年度予算の概算要求、骨格、また総額については財調を含めてどんなことを今考えておられるのか、そこらについてちょっとお聞きしたいと思います。 次に第39回の七夕まつりの反省会で各部の反省を踏まえて、さらに来年度の七夕まつり40回目の節目の年でもありますし、また新しい企画がありましたらひとつお聞かせ願いたいと思います。 3点目の放課後児童対策の推進については試行の段階でまだしばらくということ、年次計画を立てて段階的にこういう問題を進めて実施していただくことを要望しておきます。 それから4点目の高齢者保健福祉推進の10か年戦略の介護3本柱については、鋭意やっていただいておりますけれども、ただ、特に自宅でこうしたお年寄りを介護している人達のために24時間体制の在宅介護支援センター、そういう点も考えていただいていると思いますけれども、早急にそういった実施に向けてひとつ取り組んでいっていただくことを要望しておきます。また、老人保健施設については老人計画策定の中である程度考えてみえるようでひとつ積極的に取り組みを期待しておきます。また、県営住宅の建て替えの中でケアハウスなどについて、こうした地域医療を含めた施設に建て替え計画なり検討されて、ひとつ前向きに実施していただくようお願いしておきたいと思います。 第2点目は三河安城駅周辺の整備対策の推進についてでありますが、これは東海道本線三河安城駅のメイン道路であります、知立安城線と結ぶ新安城箕輪線の区画整理地内の現況と今後のスケジュールについて、せっかく新幹線に穴をあけて立派な世紀の大事業に取り組んでいただいて、あの地域にとっては非常に活性化に大きなメイン道路でありますので、そこら辺の状況についてお伺いいたしたいと思います。 それから第3点の高規格道路の計画推進については、西三河の南北道路を縦断する高規格道路の実現に向けて安城、西尾、幡豆3町による道路建設促進協議会を設置されて、西三河には南北に貫く幹線道路がなく三河湾リゾートや、中部国際新空港へのアクセスとしての高規格道路が不可欠なために、関係市町で実現に向けて運動はされていると思いますが、その現況と今後の見通しについてお伺いいたします。 最後に教育行政の1点目の学校週5日制は、あくまで子供を主眼に置いて考えていなければ学校5日制導入の根拠として知識の詰め込み教育によって、子供のゆとりが喪失し豊かな感性を磨くことがおざなりにしている。これを修復しなきゃならない。また、家庭と地域社会で子供の生活時間を増加させることのきっかけになる、とにかく教育のことは学校に任せておけばいいと、その過度的な学校依存を問い直すこともあります。家庭あるいは地域社会が学校とともに子供の教育にどう関わっていくのか。また5日制問題について親の関心が高いが、まず現在の月1回の5日制の実施のスケジュールを定着させ、その成果を目指すまでじっくり試行期間を置き取り組んでいただきたいと思いますが、教育長の御見解をお伺いします。以上5点について再質問させていただきます。 ○議長(伊東良洋君) 市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  重ねての御質問をいただきました。特に来年度予算の編成方針につきまして重ねてお尋ねがございましたが、私は先ほど状況の把握が非常に難しいとこんなことを御答弁申し上げまして、来年度の予算これまでに増して大変一番厳しい実は編成の年度を迎えるんではないかなあ、こんなことを予想をいたしております。したがいまして、来年度編成の歳入が極めて未確定でありますので、まず歳出の方ですが、経常経費等は努めて節減に努めていきたい。そしていわゆる減量経営といいますか、できるだけ身軽な形でひとつ行政の合理化も進めていかなければならないだろう、こんな気持ちを実は持っておるわけでございます。12月ごろまでいけばそのような歳入の見通しもほぼ明らかになってくると思いますので、今の時点では基本的なこと以外はちょっとお答えがまだできませんので御理解をいただきたいと思います。 それから西三河南北道路の実現に向けまして、どのように運動を展開をしておるかというようなお話がございました。これは安城市にとりましても特に東名高速道路あるいはまた構想されております第二東名高速道路、このインターチェンジが豊田にできますので、これから南へ向かいまして特に三河湾へ向けまして安城、西尾、幡豆郡方面への南北の縦のルート、これをぜひお願いをいたしたいということで県にも西三河の高規格道路の構想の中で、この路線を位置づけをぜひしてもらいたいというふうなことを申し上げてこれまできました。国の方の第11次5計にはこの関係は載っておりませんが、県としては極めて重要な路線であるというふうなことで深い認識を今いただいておりますから、今後これがきちっと位置づけができるように努力をしてまいりたいとこんなふうに思います。なお、昨年西尾市が会長市になられまして関係市町の期成同盟会、これができましたので、この同盟会を中心として一層計画の推進を図っていきたいと、こんなふうに考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 経済環境部長 渥美茂夫君。 ◎経済環境部長(渥美茂夫君)  お答えをいたします。七夕まつり40回に向けて新しい企画があれば発表していただきたいというようなお話でございますが、先ほど市長からの答弁の中にもありましたように、今年は七夕の診断を専門家の方にお願いをいたしておるわけでございます。七夕期間中4日間診断をしていただいたわけでございますけれども、近日中にこの結果と申しますか、いろいろ診断結果の御提言もあろうかと思います。そしてこの提言を受けまして、これから企画委員会で十分40回に向けての事業等の検討をしていただく段階でございます。したがいまして、今の段階で新しい企画のお話をする段階ではございませんけれども、ただ、先ほど質問者も言われておりましたように、今年七夕のイメージソングの募集をいたしておるわけでございます。これの発表会を来年の5月のミス七夕のコンテストの席上で実施をしていきたいとこんな計画を持っております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 都市開発部長 都築万喜夫君。 ◎都市開発部長(都築万喜夫君)  新幹線の区画整理事業区域内におきますところの新安城箕輪線の現状と、今後の整備スケジュールについてお答えいたします。県道岡崎刈谷線の三河ダイハツより南側につきましては本年10月の下旬に供用開始されます。また、北側につきましては御案内のように移転家屋がたくさんございまして、平成5年度から重点的に移転交渉を進めてまいりたいと思っております。この道路は東海道線のアンダーの計画でございますので、今後はJR東海との協議や、現道市道箕輪線に実は県の工業用水の管線が埋設されております。そういったものの切り回しの事前協議など事前にたくさんの手続を必要といたしますので、そういった手続を怠りなく行いまして、道路建設が計画的に施行できますよう頑張ってまいりたいと思っております。 それから1点先ほど市長が西三河南北道路で答弁された中で、名称が西三河南北道路の期成同盟会というふうに市長答弁をされたと思いますが、これは推進協議会の誤りなので私から訂正させていただきます。 ○議長(伊東良洋君) 教育長 岡田 仁君。 ◎教育長(岡田仁君)  学校5日制に関しまして御質問者のお話のとおりに、教育のことは何でも学校に任せておけばよいという、その過度の学校依存を考え直すことが学校5日制の効果的な実施につながると私も考えております。そして5日制今後の実施スケジュールとしましては、月1回を2年ほど実施をいたしまして、それから月2回を数年というように順次増加をさせていきまして、完全5日制にするのは授業時数の削減を考慮した次の指導要領の改定の時になるものというふうに考えております。以上であります。 ○議長(伊東良洋君)  以上で30番 横山喜八君の質問は終わりました。 次いで9番 伊吹澄郎君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆9番(伊吹澄郎君)  先に議会事務局を通じ通告いたしてあります交通事情についてお伺いをいたします。今日の車社会から見れば私の子供時分は人に優しい車社会と呼べますか、次に来る車はフォードかシボレーかという車あて遊びでありました。昔の東海道沿いに並ぶ家の子供同士の暇つぶしのことでありました。フォードは鬼面、シボレーは角型と前面に特徴があり、かなり遠方からどんな車が来るかわかりました。音が聞こえるとはっと往還に飛び出て自動車を確かめたものでした。その当時はまだ砂利道でありまして、車が砂ぼこりを上げる中を道路工夫の方が白地に赤の染め抜きか、赤地に白が入っておったかおぼろげではありますが、旗を道路端に立てつるはしとは口で穴ぼこを補修していました。当時のことですから通る車は穴があるとよけて通りますので、その都度スピードを落とします。そんな時は子供でも荷台の縁に手をかけてついて走ることもできました。どれだけの早さまでついて行けるかが、子供達の間での暗黙の競争でありました。それから少しばかり年も過ぎ道に舗装工事が行われるようになった時のころでありますが、砂利から舗装に移る境目で車が加速したので車の荷台から手を離して反対車線に出たところ、すれ違った車のフェンダーにはね飛ばされたことがありました。そのころは危ないと注意されるより、どけどけの声の方が多かったものです。通行車両の数も少なくとぎれっぱなしになることもしばしばでした。それから今日に至るまでの間に木炭車の時代がありました。夕方など往還の電柱に明かりがともるので、その下で南京袋に入った木切れを炉の中に詰め込み、ふたのすき間から青い炎が漏れ出てくるまでふいごを回し続ける運転手さんの情景が思い浮かびます。 それに比べると今日のこの発展はすばらしく、自分も運転者の1人としてその恩恵をもろに受けて不足を言っては申しわけないと思っております。しかし、高速道路上の車の羽ぶりを考えますと、同じ車でも一般道路では他人迷惑な存在に見えてくることであります。 商業、工業等産業活動や生活圏域の拡大化が進む中で場所的な混雑、渋滞が生じてきました。沿道の環境悪化も一考を要するところになってきました。また、交通事故の死者数についても耳の痛いところであります。そこで混雑、渋滞等の問題があるような場所について、例えば私の地元であります市道東栄今池線等について独自調査資料あるいは市民から届けられたものを整理したものがありますかお尋ねします。また、道路計画では実需予測が大変難しい仕事だと思われます。特に道路築造のおくれというか、計画と着工のはなはだしいずれに、混雑とか通り抜けの問題点の根本があるのではないでしょうか。一般の人にはなかなかその実態がわからないから、小言の持って行き場がないのだと思います。 交通体系上のことでうんと政治的なことは、われわれには手の届かない範囲の問題でありますが、安城市に影響を及ぼす道路計画について説明できる体制にあるのかお尋ねします。この問題で土地のものに一番迷惑なのは通り抜け車両のことであります。最も日常生活での足がわり利用者も、せんじ詰めれば通り抜け車両であります。営業用あるいは業務用の車を特に意識しての一般論でありますが、混雑等する時間帯を避けてもらうとか、別ルートを使ってもらうとか、何かそれに類する通り抜け車両等に関する規則など手立てをしたことがありますかお尋ねします。何分足の向いた方向が目的地としか案内しようのない車のことですので、途中右左折のことはわかりません。そんな車を束ねる方法はありますまいか。実は高速道路を考えてのことでありますが、走り抜ける運転ですからイライラなしに済めば上等であり、時間的にまあまあであればよしと限定して新路線を考えれば邪魔にならない便利なところがよいとのことであり、それに経済性に富んでおればなおよしということになります。集落と集落を結んで道ができ必要に応じて拡幅され、さらには重要路線に格付けされていった経緯から考えれば、町の中に幹線路があってもいたし方ないことでありまして、当時から今日の車社会が予測できなかったのか、産業見通しの誤算かどうかわかりませんが、今日では地域の発展を支えている道路のあり方が大変重要な問題になってくるわけであります。ある程度の距離を走るとすれば通り越す市街地が多いほど役割別の道路の配置が望まれます。建設省中部地建が掲げる名古屋市を中心にした中部地域を包むそれぞれの環状道路構想にはさまざまな使命があり大変重要視されています。地元の対応が立ちおくれては流れが変わってしまうのではないか、あるいは経済圏も広域的に考えねばならぬ時代に入っており、少なくとも一つの交流圏である衣浦5市を結ぶ高速道路や市町村道のネットワーク化が必要と思うが、関係市町の話し合いはありますかどうかお伺いいたします。今後の道路計画は距離的な問題を時間的に解決する方策も重要なことでありまして、現実性を持ってきた中部新国際空港はその最たるものでありまして、十分にその機能が発揮できるよう例えば道路と鉄道、道路と空港などいろいろな交通手段をリンクさせたりして地域間の連携強化を図る必要があると思います。高速道路、それに愛環鉄道延長構想なるものが考えていると聞いています。名古屋から豊田市を通り新幹線三河安城駅を経由して空港に至るルートで、道路と鉄道が一体となった全線高架の構想とのことであります。大体日本列島自体火山性であり台風の通路に当たりますので、瞬時に名古屋が機能を喪失せんとも限りません。そこで災害等にも気を配った道路の実現に向けて努力すべきと思うが、周辺各市への対応はどうなっているか、県等の考え方や各市の考え方をわかる範囲でお尋ねします。 高架の話をしましたので、ここで名鉄高架のことに触れておきますが、本線高架の要望で進まない理由は今までにも議会でたびたび質問が出てわかっていますが、軌道輸送でスピードアップと増便の問題は密接な関係にあり、踏切での遮断時間も増えることになりますし、自動車も減る気配にないことからして、それに伴う混雑の回避または緩和の方法を考えなければなりません。西尾線については複線化のことがあります。高架と複線化と関係するのか、順序もあると思うので現在までのところどういう話になっていますか、お尋ねします。近年になって交通にさえ地球規模で環境上の問題が取りざたされるようになってまいりました。停車中の空ぶかし、低速走行などごく普通の運転にも目が厳しくなってくるのではないかと想像されます。去る7月の欧州視察のうちスイスでは自然環境維持に、他国にない厳しさがあるということであります。例えば交差点とか踏切で待ち合わせるのに、3台目からはエンジンを切って待たなければ罰金という規則のあることを聞かされました。そうであればわが国もという人はないと思いますが、広域的に利用される道路には混雑が目立ち、道路行政が自動車供給に追いつかないことも事実であります。特に街の中ではガソリンを食らってしようがないが、だれも不思議と思わないほどお互いにすんなりと目的地に達する道路に恵まれていないわけであります。街中の込みぐあいに対応した措置のためにも、市街地の交通対策を描いてみなければなりません。これも7月に視察したロンドンのことでありますが、街路の両側に自家用車が切れ間ないぐらい止まっていましたが、苦情はないとのことだそうです。それは昔、馬車が乗り物の時代から車の時代に入ったので、馬車の止まっていることを思えば長さからしてうんと小さい自動車は歓迎されたとか、さらに馬が暴れる危険を考えると、辛うじて通ればそれでよしとする気質が今日の両側駐車となったと知り国柄の違いを感じました。交通見直しの中で黄ナンバー車ぐらい駐車場緩和の一助に片側でも駐車を認めてはどうだろうか。荷物の積み降ろしに道のかなりを占めるようなケースには、地域として時間帯を設定して一般通行人に事前の了解を得て行ったらどうだろう。需要内容の見きわめをどのような方法で行っているか、その辺の調査はあるかお尋ねしておきます。 車はいろいろな仕事を持って動きます。どうしても事故は伴います。交通死亡事故を年齢別に見ると、老人の割合が国民の中の老人の割合よりはるかに高いということで、老人がルールを守らないことによるのではと指摘されていました。発生したそれら道路の交通量のことや整備状態は知りませんが、老人向けに見直す必要があるように感じるのであります。老人ら交通弱者に対する対策と言えるものをやっているか、取り入れたらいいという案があるかどうかお聞かせ下さい。 歩くことは健康保持の一助にもなり、どんどん歩いて社会行動をともにしてもらわなければなりません。しかし、毎日のこととなりますと距離もほどほどということになります。 例えば駐車場から歩いて目的地までほどほどの距離ということになるとどの程度なのか、それが決まれば駐車場の所在範囲もおのずと決まることになるのですが、その辺の調査はあるのかお伺いいたします。道路がよい、悪いということをだれしもすぐに口を突いて出てくることであります。余りにも身近で重要な公共施設であるため、あれもこれもと要望は限りがありません。どれだけの用を果たし得る道なのか、地域の実情に合った道路の性格的な色分けができればむだな投資を防ぐことにもなるわけでありまして、時代に即応した道路網整備のために必要な資料を日ごろから用意しておくべきであると考えます。現在建設省では第11次道路整備5箇年計画を策定中でありまして、国や県は民活による地域社会に即した道づくりのあり方を求めています。したがって、地域の人や環境に優しい道路づくりのアイデア構築のためになる基礎的データの調査・収集は、安城市にとりましても不可欠なものと考えます。先ほど横山議員から話も出ましたが、国道安城環境整備事業が本年度から土地区画整理事業区域以外の地区について予算化され、地元住民の御協力のもと事業説明会、用地測量、立ち会い等用地買収に向けて着々と準備作業が進行しております。つきましては次年度以降建設省では国債等も含めまして、大幅な予算措置を考えておられるとのことであり、安城市としても人や環境に優しい道づくりを目指し残地の有効活用、用地、国債等事業促進のための人員配備など、できる限りの諸対策を特に要望いたしまして私の質問を終えたいと存じます。 再質問は自席の方において行わさせていただきます。ありがとうございました。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  伊吹澄郎議員からの御質問でございます。私から御答弁をさせていただきます。主題は交通事情ということで御質問をいただきましたが、その中には幾つかの御質問がございまして順序を追って御答弁をさせていただきたいと存じます。特に戦後の木炭車やあるいはまた広い道路を往還と言ったことを私も子供ながらに思い出しまして、大変懐かしく今伺っておったわけでありますが、この50年の間のまさにモータリゼーションの発達によりまして大変交通事情が変化してきたことも事実でございます。特にその前提として先に横山議員からも御発言がありましたが、明年度からの第11次道路5箇年計画、これによりまして確かに経済の発展が東京一極集中、あるいはまた愛知県におきましては名古屋への一極集中というふうなことが現実の姿としてございます。そのために道路交通事情も大変それに向かう形で、渋滞やらいろいろな道路事情におきます変化が来たされております。そこでこの11次5計では一極集中の激化を排除をして、できるだけ地域活性化へ誘導いたしたいというふうなことがございます。そして豊かでゆとりある車社会の実現、さらには先ほどお話がございました地球環境の問題あるいは温暖化の問題、排気ガスの問題、いろいろ想定をされます環境問題、これの新しくこの道路策定におきます重要なまた議題でもございます。そしてもう一つの特色は先ほど伊吹議員が御発言がありましたように主要都市間のいわゆる高規格道路化、これを実は建設省が大きな柱として今度検討されております。 そこで新聞紙上でも発表がありましたように、例えば愛知県では名古屋港から岡崎を結びます名古屋三河道路といった構想が現実にその路線名でも出てまいりました。あるいは私どもが平素から要望しております豊田から三河湾へ、いわゆる西三河の南北道路、さらには想定をされます中部新国際空港と新幹線の三河安城駅、あるいは豊田方面への延伸、こういった関係のいわゆる都市間交通をできるだけ円滑にしていって、都市がいろいろ分担機能を果たしていく、そういうふうな前提に立ってこの第11次5箇年計画が策定をされるわけであります。これは直接私ども細かいデータを実は役所で持っておるわけではありませんが、これまでのいろいろな実情聴取その他におきまして11次5計に関わります計画策定には、いろいろな陳情や地域の要望を積み重ねてまいりました。そういう形で少しでもそのような今日的な課題に解決をしていただける道路づくりが始まっていくだろうと、こんなふうに考えます。特にお示しのありました国道1号線、これは地元の皆さんの大変長い間の御要望でございまして、特にこれは環境対策から改良を進めたいというふうなことで盛り上がった運動が、今日こうして改良工事として国で取り上げていただくことになりました。この中には新たに建設省がこれから考えていこうといたしますいろいろな道路の新しい方向、例えば道の駅というふうな形で残地を利用してそこで一たん停車ができるとかあるいはまたそこに電話ボックスを置くとか、小公園を造るとかいろいろ環境対策にもこれから配慮をしていきたいと、こういうふうなお話もございますから相当環境に優しい道路というものが、今度は安城の国道1号線の改良によって未来道路といいますか、建設省の先取りした施策がここで実現ができるではないかなあ、こんな期待も実はいたしておるわけでございます。そこで余りにも50年間の発展が激しかったわけでありますから、もちろん道路行政、道路計画というものはきちっと立てて、そして順次予算等もあるわけでありますから施行をいたしてきているわけでございます。特に都市計画街路等はその最たるものでありますが、なかなか予算が伴わなくて計画が優先していろいろ制約はしておっても道路の供用開始ができないという箇所も幾つかございますし、あるいはお示しのように今例えば名鉄の踏切のなかなか除却ができなくて、そうなるまでは大変すばらしい道路であるけれども、この踏切が狭いために十分な活用ができないというふうなこと、現実と計画のずれというものが確かにございまして、これらの問題箇所につきましては市の建設部の方で十分把握をいたしております。そういう緊急度の高いところからひとつ県道につきましては県に、国道につきましては国に、市道につきましては市におきまして計画的に交通渋滞ネックの解消に向けまして努力をいたしたいと、こんなふうに考えております。 それから御質問の中で隣接5市の関係につきまして高速道路というお話がございました。 高規格道路という形で御答弁をさせていただきますが、これに対する話し合いはしたことがあるかとこういうお話でございます。確かに隣接5市、この衣浦東部5市というのは都市計画の同じ区域でありますから、これは当然道路の連結性がなければいけません。特に県道等につきましては、これは例えば新幹線に通じます刈谷からの道路、これにつきましては十分調整をしながら今進めておりますし、豊田関係もしかりであり、あるいはまた岡崎刈谷線等の改修につきましてもそうでありますし、西尾方面はどうするかというふうな感じにつきましては、その箇所ごとに計画づくりにつきましては十分隣接各市とは連携を取っております。特に安城市は西三8市のちょうどど真ん中にありますから、いずれの都市とも関連がございますので、これらの問題につきましては県土木を通じて関連性のある整備を進めておりますので、御理解をいただきたいとこんなふうに思います。特に高規格道路につきましては中部地方建設省、特に名四国道、この事務所とそれから県土木が主催をされます西三河高規格関連道路調査委員会、これは県の主導で県の予算をしていただきまして平成2年度と3年度にこの調査委員会が開催をされまして、第11次5箇年計画、これに想定いたしますいろいろな県の関係の素案をここで検討していただきました。先ほど申し上げました名古屋三河道路あるいはまた名浜道路、いわゆる名豊道路からさらに浜松、名古屋から豊橋浜松まで抜けます名浜道路、こういった道路はまさにここからの提案の道路でございます。同時にまた先ほど申し上げました西三河中央道といいますか、南北道路も県に強く要望をいたしておるところでございます。今後も隣接各市とは十分連携を取りながら道路の整合性を高め、そして交通の円滑な利用ができるように連携を取ってまいりたいと、こんなふうに考える次第でございます。 それから西尾線の複線化と、あるいはまた名鉄本線の高架の問題がお話がございました。 これ先の議会でも実はお話が出てまいりまして、私どもも新安城駅周辺から全体の調査をさせていただきました。ただ、名鉄西尾線の複線の問題につきましては、新安城西尾間を運輸政策審議会で平成20年までにぜひ複線にすべき路線であると、いわゆるAランクに位置づけをされておりますので、これから名鉄御当局におきましてはこれらの運輸政策審議会での提言に基づきまして実現への努力をされていくだろうと思っておりますし、私どもも沿線各市はこれにやっぱり協調しながら複線化に努力をしなければいけない。ただ、高架をいつの時点でするかというわけでありますが、それは現実的な問題で十分ひとつこれから例えば高架の問題で複線の用地を取っておくべきかどうか。これは将来の問題として県御当局との打ち合わせをしながらこの問題には対処をいたしていきたい、こんなふうに考えます。 後、老人と交通事故、駐車場の調査あるいは道路網の整備のデータ、そして混雑、渋滞等の問題箇所あるいはまた黄ナンバー等の片側駐車、荷降ろしのためのスペース等の御質問がございましたが、関係部長から補足をさせますのでよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 都市開発部長 都築万喜夫君。 ◎都市開発部長(都築万喜夫君)  市長答弁を補足させていただきます。まず御質問の中の最初に混雑、渋滞等の問題箇所について、市調査の資料等あるかというような御質問がございました。これは多少データが古いわけでございますが、63年と平成元年の2年にわけまして安城市都市計画道路網再検討調査というのを実施いたしました。その折にそれぞれの路線につきまして実態調査をしたデータがございます。そこで混雑、渋滞箇所の主な道路についてはなかなかたくさんございますが、一々触れておりますと大変でございますので、その中の主なものを申し上げてみたいと思います。まず宇頭茶屋町の中央精機東の都市計画道路の豊田安城線、続きまして御指摘にもございました今池町、イノアックコーポレーション前の市道東栄今池線、あるいは市役所前の都市計画道路安城碧南線、それから安城町の若王寺社周辺の主要地方道岡崎刈谷線、あるいはまた国道23号線等々まだほかにたくさんございますが、そういった調査によってデータとして調整をいたしております。 それから幾つかの中で黄ナンバー車のこれはいわゆる軽自動車のことだと思いますが、片側駐車あるいは荷物の積み降ろしのスペースの時間帯の設定をして、認めたらどうかというようなこと、それから公衆電話利用停車帯の設置など需要の見きわめ調査を行っているかという確か御質問だったと思いますが、その中で軽四の車の片側駐車とか荷物の積み降ろしスペースの時間帯を設けて認めることについては、これは大変困難な問題だろうというふうに思います。3番目の公衆電話の利用停車帯の設置につきましては、6月議会で白木議員の御質問に建設部長がお答えをしたかと思いますが、今後の新設道路とか既存道路で敷地に余裕のある場所に設置することを考えてみたいと思いますが、いずれにいたしましても御指摘のような需要調査をしたかどうかということについては、いたしておりませんのでよろしくお願いを申し上げます。 それから老人の交通事故対策として道路施設を老人向けに見直しが必要と思うが、その対策云々という御質問もございました。これはお年寄りの事故の原因をよく分析いたしまして、それが道路の構造上の問題、歩道等の施設の面での問題があれば、これは関係機関警察等も御指導を受けながら、その改善に努めてまいらなければいけないと思っております。また、今後もできるだけこういったお年寄りや交通弱者に優しい道路の整備や改善に努めてまいりたいというふうに思っております。 それから駐車場の調査について御質問がございました。これはドライバーに対する聞き取り調査を実施した結果のものでございますが、要するに駐車してから目的地までの歩行距離がどの程度あれば、その駐車場にとまるかというようなことの意味で調査したわけですが、およそ200mから300mの範囲内であればその駐車場を利用したいというようなお答えが大体の過半数を占めておりました。なお、多少そのこととはかけ離れるかもしれませんが、平成2年から3年にかけましてJR安城駅周辺、三河安城駅周辺、それから名鉄新安城駅周辺の3地区について駐車場整備計画調査を実施いたしまして、その実態調査、現況分析あるいは将来予測等に基づいて、駐車場の施設の整備に対する基本計画を作成いたしております。 それから最後に道路網整備に対して、自前のデータを持つべきではないかという御指摘がございました。先ほど申し上げましたように安城市都市計画道路網再検討調査のデータができ上がっておりますので、こういったものを参考にいたしまして今後の道路の整備計画については、これを参考にして取り入れてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(伊東良洋君) 9番 伊吹澄郎君。 ◆9番(伊吹澄郎君)  ただいまそれぞれにつきまして御丁寧な御説明をいただきまして、大変ありがとうございました。私の方では国道1号線と例の名鉄との間が狭いので、しょっちゅうラッシュ時は渋滞する原因になってしまっておるんですが、これらが結局いろいろ派生してわき道を通り抜けるという、こういうことが出てくるわけでございます。これらもそういう場所が解消すれば自然に解消することなんですが、やっぱり市全体としてのそういう箇所はきっとたくさんあるだろうと思います。それでそういうものを結局そういう現状把握するだけでなしに、やっぱりそれを解消するスケジュールというものを持つ必要があるだろうと思います。何年計画ということもありますけれども、その実行に当たっては周辺の変化に即応しまして実需を読み込んだものであるのが当然なことでございますけれども、県の方針でもいろいろいっておることが中身が広いといいますか、私どもがなれていないものでなかなかすぐピンとこないんですが、やっぱりそういう実情を読み込むということが非常に大切なことでございますので、そういうあれを読み取るというようなそういう気持ちで考えていただきたいなあとこう思います。それで身近な問題を解決しなければなりませんからできるだけ基礎調査と申しますか、裏付けとなるような資料を常時用意する必要を感じるわけでありますけれども、そういうことは私どもの方の立場から立って一般の市民の方の立場から立っても、やっぱりそういう事柄に対する要望とか要求と申しますか、知りたいなあと思ったらすぐわかるような資料というものが、あった方がいいというふうに考えるわけでございます。また、この広域的な面では周辺市との結び付きと申しますか、私は経済圏が大きくなってくれば当然近くを早く固めて、それから外へ伸びるということがとても必要になってくるということで、せめて旧碧海市ぐらいを高速道路で結んだらどうだとこう実は思ったわけなんですが、それと同様に空港の問題も出てきておりますので、今後はそういう問題も同時に視野の中に入れて、いろいろの策定問題ということが安城市単独でもやっていかなきゃならんと思います。今まで経済優先でわれわれの社会というのは一口に物流社会といわれるんですが、それだから自動車の方もどちらかといえば道路に対して凶器という呼ばれ方、道路が逆に刀のさやみたいなそういう面で見られがちだったんですが、これからの道路行政も人に優しく自然に優しくですか、そういうキャッチフレーズもちょっと出ておるようなわけでございまして、今までの道に対する考え方というものもかなりこれは変わってくるんじゃないかということでございます。いろいろの今度議会の方でも議長名義での道路の平成5年からの問題につきまして、意見書を出しておるわけでございますけれども、やっぱり気分を一新するぐらいの気持ちで計画立案というものはなさっていただきたいなあと思うわけでございます。 最後に国1環境整備のことでございますが、確実に動き出しました。どうか諸般がスムーズに進みますようその他対策について格段の配慮をお願いいたしまして、質問の最後の締めくくりといたします。ありがとうございました。 ○議長(伊東良洋君)  以上で9番 伊吹澄郎君の質問は終わりました。 この際本会議を10分間休憩いたします。             (休憩 午後2時48分) ○議長(伊東良洋君)  休憩中の本会議を再開いたします。             (再開 午後2時59分) ○議長(伊東良洋君)  次いで20番 都築光哉君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆20番(都築光哉君)  平成4年第3回定例会で一般質問の機会を与えていただきまして、心から感謝を申し上げます。さて私たちを取り巻く状況は個人消費の低迷が依然として続き、かつてオイルショック、ドルショックと幾多の障害を乗り越えてきましたが、昨年からの不透明感はまだまだ続くと言われております。政府におきましては景気のテコ入れとしては過去最大の事業規模10兆円、また内需拡大に向け国の一般公共事業を3兆円以上の上積み、2番目といたしまして地方単独事業を1兆8,000億円、3番目に国・自治体によります公共用地の先行取得に財政投融資資金を中心に1兆5,000億円を投入し、総合経済対策を図ると10日ほど前の新聞に報道がありましたことは御承知のとおりであります。わが安城市も先ほど市長答弁にもございましたように、大なり小なりの影響があると信じてやまないところであります。杉浦市長ははつらつ安城をキャッチフレーズに持ち前のパワーを十分発揮されて、着々と農業公園を始め大型事業に着手をされ、はや1年半が過ぎようといたしております。 本年は市制施行40周年でもあり安城市にとっては歴史の節目として、各種記念事業に14万6,000人余市民総参加でこんなに盛り上がっている年はないだろうと、市民の1人といたしまして感じているところであります。 前置きはこれぐらいといたしまして、議長のお許しをいただきましたので事務局に通告をしておきました順に質問をさせていただきますので、市長始め執行部におきましては明快にして具体的な答弁をお願い申し上げます。 まず第1に高規格道路について質問させていただきます。私は3月議会で同じような質問をいたしましたが、再度お伺いをいたします。わが安城市議会も第11次道路整備5箇年計画の策定についての意見書を絶対多数の賛成で取りまとめを行い、政府に意見書を送付したところであります。これに関係するかのごとく建設省は8月25日に名古屋三河道路、また名古屋浜松名浜道路を長期構想道路として発表いたしました。この2路線は西三河縦断道路構想とどのようにリンクしているのか、お伺いをいたします。また、関係がないとするならば粘り強く2市3町の推進協議会を機能させて進めていかれるのか、市長のお考えをお伺いいたします。また、先に述べました名古屋三河道路と名浜道路はいつごろの計画になるのか、多分安城市を通過すると思いますが、どの辺を通るのか、お知らせをいただきたいと思います。 次に大学誘致についてお伺いをいたします。このテーマにつきましては市長立候補の記者会見のメインテーマの一つであったと思います。先回の議会で市長は市単独ではなかなか難しい、隣接市あるいは広域行政圏のテーマとしても粘り強くとの答弁を記憶いたしておりますが、先の新聞で報道がありましたように県内の大学が犬山市設置を断念したとの報道がされましたが、それならば安城市へと私は簡単に考えてしまうわけでありますが、お考えがありましたら御答弁をいただきたいと思います。 次に鹿乗川の改修計画についてお伺いをいたします。昨年の12月議会で地元の近藤 彰議員よりいろいろと改修に関して取り付け道路、湛水防除の道水路の問題、中部電力の鉄塔の移設をしないとたくさんの死に地が出るとの厳しい質問があったことは、記憶に新しいところであります。その質問あるいは執行部関係各位の熱意が河川事務所に届いたせいか、中部電力の鉄塔の移設等が決定をいたしました。過日は説明会がありましたが、今後全線にわたりましてどのようなスケジュールで進められていくのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。三ツ川方面では買収が少しおくれておりまして大変御迷惑をおかけいたしておりますが、順次めどが立ってくるように聞いております。多くの橋梁もあり、予定はどのようになっていくのか、お知らせをいただきたいと思います。また、鹿乗川の改修によりまして23号線岡崎バイパスの側道の工事も着手すると聞いておりますが、どのような計画であるのかお聞かせいただきたいと思います。 最後に週休2日制についてお伺いをいたします。わが国は欧米より働き過ぎと言われているということをよく耳にいたします。民間企業におきましては大半が週休2日制を実施をし、年間1,800時間に向けまして着実に歩みを続けていることは御案内のとおりであります。これからの時代はゆとりと豊かさを求めて生活大国日本を作り上げていかなければならないと思います。それでは質問させていただきますが、国家公務員は今年の5月1日より週休2日制が導入をされ、愛知県でも8月1日より実施をされました。安城市におきましても検討がされていると思われますが、どのような検討がされているのかお答えをいただきたいと思います。過日にも新聞報道がありましたように西加茂郡3町村は来年1月1日から完全週休2日制を導入するとの報道がされました。西三河8市との状況をかんがみながら実施時期は来年1月か4月と思われますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 これで質問を終わりますが、答弁によっては自席におきまして再質問をさせていただきますので簡明な答弁をお願いいたします。それでは大変御清聴ありがとうございました。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  都築光哉議員の御質問に対しまして私から御答弁をさせていただきます。まず初めに高規格道路についてのお尋ねがございました。これは先の質問者にも項目のところで若干御答弁をさせていただきましたが、さらに内容的な問題もございますので付け加えて御答弁をさせていただきたいと存じます。御承知のように建設省は先に第11次の道路整備5箇年計画、この中で名古屋三河道路など新たな道路の計画が発表されたところでございます。 自動車関連産業の多い西三河地方といたしましては、名古屋港を結び西三河の東西軸の役割を果たします名古屋三河道路は別名第2伊勢湾岸道路、こんなふうに称されておりまして、この道路の将来性につきまして大きな関心を寄せておりますとともに、国道23号線と衣浦港を結びます新しい名称になりました名浜道路、これはいずれも本市にとりましてはきわめて関心のある路線でございます。建設省は来年から始まります5箇年の第11次整備計画の中で具体的な調査が始まる段階でありますので、具体的にはまだ安城市のどの地点を通るというところまで詳細な設計等はないわけで、あくまでも構想でありますから、私ども早急にその位置等がもう少し明確にわかればというわけで、建設省中部地方建設局に問い合わせをいたしておりますが、そのまだ明確な回答をいただいておりません。あくまでも構想として今後これをきちっと位置づけをしていただけるものだと、こんなふうに期待を込めておるわけでございます。したがいまして、まだ早急にこれが安城市の都市計画の中で位置づけをするということはできないと思いますので、今後その進捗によりまして十分ひとつ連絡を取りながら、私どもの市内に通過をいたします路線につきましては深い関心を持っていきたいとこのように考えます。それから西三河の南北道路でございますが、先ほども伊吹議員のところで答弁をさせていただきました。これはこの11次5計の中にはきちっとした位置づけはしてございませんが、県におきましては非常に西三河の南北軸として大変重要な構想であるという関心をいただいておりますから、これは県の計画から上部計画へ上げていただけるようなこれからの運動を進めていかなければならない、こんなふうに考えておりますので、この高規格道路3路線につきましての現況を御答弁をさせていただいた次第であります。 続きまして大学誘致の問題がございました。都築議員からたびたびこの問題につきまして御質問をいただいておりますが、なかなかそう性急にこの問題が具体的な形として動いてまいりませんが、先ごろ県内の有力大学が新学科増設のために犬山市へ立地をされる報道がございましたが、いろいろな諸条件の都合で立地を断念をされました。したがいまして、実は同大学からも先にも安城市が極めて地の利のいい土地であるというようなことから事前にもいろいろ折衝といいますか、お話もあったところでございますが、この問題につきましては事務ベースで若干の接触を持ちましたが、余りにも緊急な用地確保が必要であったことから安城市での実現は極めて困難でございます。したがいまして、今後大学の問題につきましては先ほど質問者からもお話がありましたように、ただ1市でというよりもできるだけ広域的にこの問題をとらえ、しかも今後はいわゆる学生数が減少をする中でありますから非常に新学部の新設は極めて難しい実は状況にもございます。さらに大学の申請につきましては、新しい新学部あるいはまた新学科の新設については文部省は事前にその用地の確保が最低の条件というふうなことになっておりますから、この認可を申請する前にはやはり用地の確保が前提条件となってまいります。こうしたことから今後は進出を考えておられます大学の情報を的確に把握をいたしまして、計画的に誘致できるようにできるだけ粘り強くこの問題には努力をいたしてまいりたい、こんなことも考えております。 なお、安城市内には安城学園の本部がございますし学生の短大もございまして、この短大の将来の問題についても若干お話もあるようでありますから、この問題等も含めまして将来の課題としてひとつ今後取り組んでいきたいとこんなふうに考えます。 それから鹿乗川の改修計画につきましてお尋ねがございました。質問者お話のように先に近藤 彰議員からもこの問題につきましてお尋ねがあったところでございます。その後ネックになっておりました中部電力の鉄塔の移設の問題につきまして、基本的に中部電力側から移設に協力をする旨の回答をいただきましたので、今後はそれを含めまして県の方で既に鹿乗川の全体的な改修計画の実は策定を急いでおります。私どもも地元としてこの改修計画に協力をいたしていかなければならない、こんなふうに考えておるところでございます。今の進捗状況でございますが、御承知のように藤井町、木戸町で改修工事を進めておりますが、藤井町の高橋より下流部につきましては西山橋の取り付け部分を除きまして両岸が完成をいたしております。現在木戸町地内で都築議員にも大変御協力をいただいておりまして用地買収に全力を今挙げておるところでございますが、この用地買収が済みますれば県も改修工事に着手する用意があるとのことでございますので、市としても今後橋梁の改築を含めまして、この改修計画にひとつ陳情を進めてまいりたいとこんなふうに思います。それから小川町の下懸橋より下流部右岸につきましては用地も既に買収済みでありますので、築堤工事を施行するよう要望をいたしておるところでございます。それから先ほどお話がありました寺領橋から東町の大橋この間の2.8㎞につきましては、今までに3回ほど地元関係町内会長等地元議員にもお集まりをいただきまして河川全体計画案を提示して御説明をし、御意見を伺ってまいったところでございます。ネックになっておりました中電の鉄塔等が移転可能というふうなことになりましたので、これから地元の皆さんの意見をお聞きをいたしまして、現地測量並びに詳細設計につきます要望を進めてまいりたいとこんなふうに考えます。 次に23号線の側道計画につきましてお尋ねがございました。既に23号線は西尾市までこれが伸びてまいりまして、特に本年度西山橋の改築工事を施行しておりますが、それに併せまして農免道路市道川島藤井線のかさ上げ工事をいたしまして、23号線の側道の一部をかさ上げいたしたい、取り付けの部分を改良したいとこういうことでございます。 最後に週休2日制のお尋ねがございました。質問者御質問のように既に国におかれましては本年4月から、あるいは県におかれましては本年8月から完全週休2日制が実施をされておるところでございます。愛知県下の各市町村におきましてもそれぞれできれば同じ時期の実施がいいだろうというふうなこともございまして、各広域圏等でもお話が進んでおりますし、それから県下の市長会でも実はこの間市長会で完全週休2日制の意見交換・議論がございました。私ども安城市におきましては現在庁内に導入検討委員会を設置をいたしまして、導入に当たっての問題点あるいはまたその解決策等につきまして研究をさせておりますが、必要な条件整備を早急に整えた上で隣接各市とも協調しながら導入につきます方向づけをいたしてまいりたいとこのように思います。なお、その時期につきましては概ね各市の意向では平成5年の4月1日を目標にいたしておりますので、隣接市とりわけ関係の深い衣浦東部広域行政圏あるいは西三河8市とも今連絡調整をいたしております。 連携を取りながらさらに内部では職員組合との協議を重ねまして進めてまいりたい、このように思う次第であります。なお、実施に当たりましては市民の深い御理解と御協力をいただかなければなりませんが、行政サービスを低下させないように最大の努力をしなければいけないとこんなふうに考えております。なお、国の通達事項では行政事務の簡素化あるいは効率化に努め行政改革の一層の推進を図ること、あるいは現行の予算、定員の範囲内で実施をすること、そうして公務能率の一層の向上、超過勤務時間等の短縮に努めること、総体的には行政サービスの低下を来たさないようにというふうな留意事項等の通達もございますので、その精神をかんがみながらこの移動については市民の皆さんの深い御理解をいただきつつひとつ実施をしてまいりたいとこのように考えております。私からは以上であります。 ○議長(伊東良洋君) 20番 都築光哉君。 ◆20番(都築光哉君)  それぞれの項目につきまして丁寧な御回答ありがとうございました。2~3要望をさせていただきますが、高規格道路でありますが、先ほど市長言われましたように3路線と申し上げますか、名古屋三河道路あるいは名古屋浜松ですか名浜道路、縦に走ります南北縦貫道路でありますが、先ほども伊吹議員と関係するわけでありますが、ぜひひとつ幻の道路と言ってはいけませんけれども、そうならないようにひとつ頑張ってやっていただきたいというふうに思っております。 それと大学でございますが、なかなか難しいわけでありますが、今市長も言われましたように粘り強く衣浦東部の関係、あるいはまた近隣市とも力を合わせていただいて市内に学泉大学もあるわけでありますので、ぜひひとつその辺の問題につきましても前向きにお願いしたいと思っております。 それと鹿乗川はこれちょっと今聞きますところ大橋から寺領橋までですか、一応詳細設計ができるわけでありますけれども、予定といたしましては答弁を聞きわすれたかもわかりませんが、いつごろになるのか、1点だけひとつお知らせ願いたいと思います。 それと週休2日制につきましては来年の4月1日までということで、本当にお願いしたいと思っております。それでは1点だけ鹿乗川のことだけお願いしたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 建設部長 岩井昭二君。 ◎建設部長(岩井昭二君)  先般も地元の皆様に説明会を開催させていただきまして、全体的な寺領橋からの上流につきましての説明を行わさせていただいておるわけですが、いずれにしましても本年度予算3億7,700万当初ついてきておるわけですが、全体計画からいたしますとまだまだわずかな金額になりまして相当長期の事業内容になろうかと思いますが、当面未買収の用地買収あるいは橋梁の改修というような形で進めさせていただいておりますので、その延長等は事業費からいきますとわずかな事業量ということになりますので、全体的なまだまだ計画の御説明するまでには至っておりません。一応そうした新しいルート方針ができた段階というふうに御理解を賜ればありがたいと思います。 ○議長(伊東良洋君)  以上で20番 都築光哉君の質問は終わりました。 次いで11番 加藤勝美君の質問を許します。             (登壇)(拍手) ◆11番(加藤勝美君)  本日最後の質問かと思いますけれども、もう少し御辛抱願って御清聴をお願いしたいと思います。通告順序に従い質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。 第1に三河安城駅周辺区画整理について。三河安城駅が営業開始して5年目を迎え乗降客は年々順調な伸びを示してきましたが、今年度に入り景気低迷を反映してか4月から7月までの乗降客数は前年対比86%でありました。建設省の指定を受けふるさとの顔づくり計画に基づいてハイレベルな街づくりが進められています。活力とうるおいの調和を目指し、3Aプロジェクトという名称で四つのゾーンに分け、エリアごとにテーマやイメージを設定し、それに合った建築物の誘導を図り21世紀の西三河の玄関にふさわしい街が計画されている。それらができれば三河安城を利用する乗降客はもっと多く伸びると思われるが、もっと飛躍的に街が発展するにはもう一つ何か起爆剤が必要かと思われます。そこで質問の1番、愛知環状鉄道延長構想についてを質問します。平成3年11月にJR中央本線高蔵寺駅から豊田市を経て、東海道本線岡崎駅に至る愛知環状鉄道を豊田市の三河上郷駅より分岐し名鉄本線新安城駅、新幹線三河安城駅、高浜市、半田市を経て常滑市までの31㎞を環状的に延伸し、中部新国際空港とを結ぶ構想が地元大見志朗県議始め関係市の県会議員から出されました。私も今年2月に開催された中日新聞主催の21世紀の中部の道路のシンポジウムを始め各シンポジウムによく参加聴講します。それらの中で21世紀の中部地方の計画の中、第2東名、名神、東海環状自動車道、三遠南信自動車道、伊勢湾港道路、愛知学術研究開発ゾーン、東濃西部研究学園都市構想、鈴鹿山麓研究学園都市構想、三河湾リゾート構想等多く将来像が計画されているが、全然ないのがこの衣浦東部広域行政圏であります。後の質問にもありますが、今三河安城駅周辺の企業誘致を行っているが、新幹線だけでは誘致運動のインパクトが弱いと思われます。豊田、瀬戸始め東濃地方に通じるアクセス、名鉄本線にもつながり中部新国際空港へのダイレクトに通じるアクセスが必要と思います。21世紀初頭に開港される中部新国際空港を利用する沼津、富士、静岡、浜松の人達が名古屋で降りて空港に行くのではなく、三河安城駅で降ろさなくてはならないと思いますし、先ほど都築光哉議員からの質問もありましたけれども市長の選挙公約にもありました大学誘致に関しても豊田、東郷、日進町、瀬戸に多くの大学があり、安城の優良農地をなくさなくても愛環鉄道を利用すれば、安城、刈谷、高浜、碧南、知立など衣浦東部広域行政圏は学園都市圏域に位置すると思われます。以上愛環鉄道延長の必要性を訴えましたが、市長の考えはいかがでしょうか。また、早く事務レベルでの会合なり構想委員会などを作って進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 2番、街づくり構想と企業誘致について、10月22日に岡崎刈谷線のバイパス開通に伴い三河安城駅1号駅前広場の工事にかかり、平成6年わかしゃち国体までには完成の予定である。今は駅前駐車場から陸橋を渡り駅に行くという大変不便な駅であるけれども、金、土、日曜日は駐車場がいっぱいであります。知人の知多市の議員も行政視察には三河安城を利用すると言っており、荷物を持って名古屋まで出るのは大変で三河安城駅なら駅のすぐ近くに駐車場があるから便利でよいと言っておりました。先日も自民クラブ三河安城駅周辺開発研究会で、安城市農協、開発部、区画整理2課との合同研究会で街づくり開発の基本は公共施設と駐車場であるという結論が出ました。安城市農協が共同事業街区内で700台ぐらい収容可能な駐車場を計画されておるが、駅利用客の駐車場では今の助成制度では採算ベースにはならない。今の助成制度ではなく違った制度は考えられないでしょうか。また、今の助成制度の見直しはないかお聞きしたいと思います。街区番号162、163のところを安城市、安城市農協、民間開発業者とおのおのが共同事業化に向けて計画をされておりますが、市または街づくり推進協議会で指導はできないでしょうか。私の町内では東海銀行、さくら銀行、三菱地所などよりも安城市農協を信頼している人がほとんどであります。地権者に対して土地の共同化、集積をする信頼は一番だと思います。安城市農協も大きなデベロッパー事業はできないから、信頼ある大きなデベロッパー会社と共同で行っていく考えを持っていると言われており、3Aプロジェクトに沿い街区ごとに街づくり推進協議会が指導してはどうかと思いますがどうでしょう。 次に、街区番号176に公共施設の建設はいかがでしょうか。6月の定例議会において石川政次議員の総合会館建設の質問に市長は産業会館やあるいは婦人会館、美術館を含めた総合会館を造るという構想もあるが、広域的な産業文化施設を優良企業または国の施設と併用した施設をと答弁されましたが、社会保険健康センターは単独施設で建設されることが決定したので、民活導入の第3セクター方式で建設してはいかがでしょうか。確かに現在景気低迷の時期テナントや共同出資問題等難しいと思われるが、政府でも先ほど都築光哉議員も言われましたけれども景気浮揚政策で10兆円の補正を組んだりしています。進出を希望している業者は、ある程度街づくりができてからと考えているところが多いと聞きます。先ほど言いましたように開発には公共施設建設が先に必要です。今後いろいろな企業が進出するに当たって地区計画の見本になるような施設、その施設の歩道にはふるさとの顔づくり政策でこのようにすばらしい歩道であると、進出する企業に宣伝するためにも建設を望むものであります。市長のお考えはいかがでしょうか。 企業誘致について区画整理2課では野村総研に委託をし、県内始め日本全国の優良企業に三河安城駅周辺の進出アンケートの発送をし、返事の結果である程度どのような業種とか、どのような会社であるかわかったと思いますが、その時と違い去年からのバブル経済の破綻でまた大きく変わっていると思いますが、今後企業誘致はどのような考えがあるかお聞かせ願いたい。また、本年街づくり推進協議会で農協と一緒になられアンケートを出されましたが、その結果はどうでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 次に2番、環境問題について。ゴミの減量化について、ゴミを制する行政は日本の行政を制すると言われるぐらい難しいのがゴミ行政だと思います。安城市は燃やすことのできるゴミ、燃やすことのできないゴミ、空き缶・空き瓶と分別収集をやっており多くの市民もそれをよく守っていただいています。物質的な豊かさを背景として発展してきた現代社会は、大量の資源を消費しながら大量の廃棄物、ゴミを排出することから消費社会とも呼ばれ自然環境に大きな負荷をかけている。このためリサイクルの推進により資源の有効な利用の確保を図ったり、ゴミの排出量を減らし処理の負担を軽減することが重要となってきました。従来のリサイクルはいわゆる静脈産業と呼ばれる資源回収業者や、町内会等が行う集団回収などが主にその担い手であり、再生利用される資源の量や種類は限られており、抜本的な対策が必要となり再生資源の利用の促進に関する法律、通称リサイクル法が平成3年10月に施行され、それまでの資源化業者や住民運動などを主体としたリサイクルへの取り組みは製造業者や消費者、国及び地方公共団体がそれぞれの立場から相互に協力しつつ推進することになりました。愛知県ではリサイクルの促進を図るため資源再生利用化対策として各種の事業を行っている。その中の一つで資源化の促進に貢献された方、地域住民により集団回収において組織化及び定着に貢献した実践団体として箕輪町町内会、二本木町町内会が表彰されました。そこで安城市は減量化対策としてどのような計画があるか、お聞かせ願いたいと思います。また、今安城市は集団回収した団体に1㎏3円の助成、学校などが乾電池の回収は1㎏50円で図書券を渡しています。空き缶回収の地区報奨金として500世帯以下は5万円、501世帯以上は6万円を各町内会へ支給しています。廃棄物の処理及び清掃に関する法律の大幅な改正が平成3年10月に行われ、二つの法律は消費社会からリサイクル社会への転換であり、安城市もリサイクルの促進を図るために助成金のアップを考えていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 次に、ストレーナーについて、今年と来年で安城市内全世帯にストレーナーが配布され、油ケ渕や家庭排水の流れる河川がきれいになると思います。水切りネットは一々取り替えなくてはならないが、ストレーナーなら簡単ですのでどこの家庭でも使っていただけると思いますが、皆さん方のお話をお聞きしますといまだしっかり御理解がいただけてないと思います。飲食店の話ですと1㎜メッシュの細かい目ですので、忙しい時に水がなかなか抜けないから使いたくない。なぜ今使用しているものを市に持っていかれるんだとかを質問され説明をするのですが、まだまだPRが足らないなあと思われます。今までどのようなPRをしてきたか、また今後どのようなPRをしていくのかをお聞かせ願いたいと思います。 3番の商工業振興について。七夕まつり40周年記念事業について第39回安城七夕まつりが103万人の人出で盛会のうちに終了しました。今年は暴力団新法ができて初めての七夕まつりでありました。お祭りには露店商が付き物であったわけですが、初めての試み露店商を排除した道路をイベント通りとしました。最初露店商がいないことによってお客が来るだろうかと心配もされましたが、8月31日の七夕まつり反省会において出た意見では、イベント通りのところは前年よりよく売れたとの意見が多く出ました。各店舗の努力によるもので、前年と比べると200%も売り上げが上がった店舗もあり平均140%ぐらいであったと発表されました。また、市民総参加の七夕まつりができないだろうかとの要望もありました。安城市一大イベントであり行政の積極的参加も必要ではないか。市役所、市民会館、文化センター同様市の各施設を含め全庁的に飾りつけを行うなど七夕40周年に向けて活性化対策を検討してほしいと思いますが、いかがでしょうか。イメージソングも新しく作られますが、40周年記念事業のコア、核が今現在出ていないが、どうしてもそれが必要だと思います。例を挙げるならば光ゲンジのような若者に人気のあるグループはいかがかと思います。1日で50万人でも60万人でも集客可能だと思います。商店街の売り上げアップに十分つながると思います。ぜひ核、コアを作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 次に、安城建設高等職業訓練校について、昭和35年7月に安城勤労会館内に安城建設職業訓練所として開設されて、昭和48年9月に泉小学校跡に小学校校舎を移築し現在に至っています。修了者数平成元年度末建築科347名、左官科68名、合計415名であります。今3Kという言葉がよく使われますが、大工さん、左官さんはまさに3Kといわれる職種であります。校長や事務長の話を聞きますと、若い人達が学校を見に来て校舎の余りのひどさに驚いてやめてしまう。商業、農業と同じで後継者がなかなかいない時代だといわれています。20年先には入母屋の日本家屋を建築する大工さんたちの職人がなくなると心配もされます。日本古来の伝統建築に携わってくれる後継者のためにも、よりよい環境で勉強する場を与えてはいかがでしょうか。改装等の助成のお考えはないでしょうか、お聞きをいたします。 以上で壇上での質問は終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。             (降壇)(拍手) ○議長(伊東良洋君)  ただいまの質問に対し答弁願います。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  加藤勝美議員の質問に対しましてまず私から御答弁をさせていただきます。初めに三河安城駅周辺の開発につきまして御質問がございました。その1は愛環鉄道延長構想についてでございます。この件は先ほど横山議員あるいはまた伊吹議員からもお尋ねがあったところでございますが、あくまでも内部的な構想でございますから、できるだけそれを温めて早くひとつ成長するような形で推進に向けて努力をいたしたい、こんなふうに考えております。これはただいま必要性につきましては質問者から詳しく御説明がございましたので、全く私も同感でありますからその実現に私自身も大変な夢を抱いておる1人でもございます。特にこの構想の中で先ほど御質問がございましたようなこと、あるいはまたその背後地との連携あるいは活性化の問題等非常に関係がございます。しかも、広域的にその沿線が広がってまいりまして、例えばルートの問題の設定につきまして外れた地域についても、これはまた非常に影響が大きいというふうなこともありまして、私どもが何とか今加藤議員御質問のような形でうまくこれが県の計画の中に、あるいはまた中京圏の鉄道網整備計画というものもございます。ここらあたりできちんと位置づけがされますことを請い願って実はおるわけでございます。これはお話がありましたようにまず空港と新幹線三河安城駅、そして名鉄本線の新安城駅、それから愛環鉄道三河上郷駅ということになりまして、その先は当然春日井市まで抜けていくわけでございます。ただ、愛環はこれから複線化の計画もありますから、もちろん複線化にまず努力をされるだろうと思います。そして空港がきちっと位置づけをされ、あるいはまた地元の調整もつきましていよいよ21世紀のプロジェクトとしてこれが具体化をしてきますと、それに対しますルートが幾つか実は提案がされております。もちろん私は名古屋一極集中ということをできるだけ地方の都市に活力が分散をされて、そして分担をしていくということに大きなまた意義も深めておるわけでありますから、したがいまして鉄道のルートあるいは道路の幹線ルートも名古屋向きだけではなくて、知事に直接お願いがしてございますが、やっぱり三河へのルートをきちっとひとつ位置づけをしてもらいたい。道路につきましては先ほど申し上げましたような形で第11次5計にある程度その方向づけが少し具体化し、目に見えてきたということでございます。鉄道は現況では常滑線がやはり有力視されておりますが、もちろんそれだけでは足りませんし、あるいはまた新しいリニア構想ができますと名古屋からのリニアの路線というふうなものもありますでしょうし、これは既設の鉄道よりも逆に新しい未来鉄道といいますか、県がいろいろ中距離のそういったリニアの実験をしておられますから、こういうふうなものがうまくこれにその鉄道のいわゆる手段として利用できるようなことができれば、先ほど伊吹議員からもありましたが道路と鉄道を併用するような形でうまく供用ができますと大変効果が高いんではないかと、こんなことを思うわけであります。私どもはこの構想が水泡に帰しないように、うまく育てていきたいものだとこう思っておりますが、いろいろ関係機関まだ公式に取り上げておりませんから、できるだけ進捗状況といいますか、やっぱりタイムリーにこれらの仕事の進捗を県議とも十分相談をしながら進めていきたいものだと、こんなふうに考えておりますので一層にまた御理解も賜りたいとこんなふうに思います。 それから街づくり構想と企業誘致について、2番目の御質問がございました。この中で民間立体駐車場建設に対します新しい助成制度を考えないかと、こういうふうな御提案でございます。現在三河安城駅周辺地区を始めといたしまして、JR安城駅あるいはまた名鉄新安城駅の三つの地域におきまして、駐車場の整備計画の調査の結果を踏まえまして平成5年度末を目途に駐車場整備地区の都市計画決定を予定をいたしております。駐車場整備地区におきましては、指定されると駐車場整備等に対します国の補助制度あるいはまた公的融資などの助成制度がございます。加えまして安城市のまちづくりのための建築物あるいは建設資金利子補給制度がありますので、これらの制度を総合的に活用できるように適切な指導をしてまいりたいとこのように考えます。現行の民間駐車場設置補助制度は昭和61年の7月から実施をしておりますが、補助金の交付期間が5か年と定められておりますので、平成5年2月で補助打ち切りとなる駐車場が出てまいります。この地区の駐車場の現状と将来の見通しなどを考慮いたしまして、今後その制度の見直しの検討を始めたいとこのように考えます。 それから次に、162、163街区の共同事業化に対しましてのお尋ねがございました。さらにこの街づくり推進協議会を市農協の土地利用相談会、あるいはまた市内の不動産業界の皆さん、街づくり推進協議会、こういうふうな三者で本年1月から同じテーブルについていただきまして事務的な研究を進めてきておるところでございます。数多くの地権者がございますので、この地権者の一任をいただくことが企業誘致の前提条件でありますので、その要素の一体化する方向づけでまとまるように今後もひとつ市が中心になって努力をしていきたいと思います。ただ、今このような経済状況でありますから本来からいきますと例えばキーテナントといいますか、そこに核になるような施設が早くできますと、そうすると土地のまとめも街づくりの交渉も一挙に進むわけでありますが、後ほどお答えしますように私どもも進出企業に対しまして精力的に誘致を進めておりますけれども、いま一歩ちょっと手ごたえがないわけでありますが、いろいろ企業におかれましては将来予測等も踏まえまして問い合わせがございますし、あるいは現地視察をいただいております企業も最近ございますから、そういった企業等にも十分ひとつ緊密な連絡を取りながらまずはまちづくりの一体的な土地の利用と、将来構想を早くまとめていきたいものだとこんなふうに考えます。 そして続いて176街区の公共施設の建設が必要ではないかと、こういうふうなお話がございました。特にこの街区は安城市農協さんが中心になりまして既に用地の取得もされたり、あるいは用地のおまとめについて御苦労をいただいております街区でありますから、これもできるだけ大型の総合施設がひとつ核施設としてうまくそれが誘致できれば、非常にまた街づくりも簡単ではないかと思っておりますし、同時にまた安城市農協さんが今農家の方をおまとめいただいて平面駐車場をお造りをいただいておりますが、これは先ほど言いますような形で駅前の整備が進んでまいりますと、この平面駐車場もいずれ撤去しなきゃならないというふうなことにもなってまいりますから、当面平面駐車場が閉鎖される時点では新たな駐車スペースがなければ、駅の利用は実は大変また少なくなってまいります。そのことの進捗と併せましてこの街区の開発、あるいは市としては例えば県で道路公社でおやりになっています道路の下を利用するような駐車計画ですね、この方面等も研究をしながら進めておるところでございます。御承知のように公の施設としては先ほど御答弁しましたが厚生省の社会保険健康センター、これの立地が決まりました。さらにできるだけ県の施設も私はあそこは大変広域的な施設でありますし、この地域は産業の集積が非常に高い地域でありますから、何とかそういうふうな産業の基幹施設になるようなものがぜひひとつほしいなあというわけで、今商工会議所等も連携を取りながら県にも要望をいたしておるところでございます。もちろん街区の全体的な開発につきましてはやはり手をこまねいておったらなかなかまちづくりはできませんから、加藤議員おっしゃいますように例えば第三セクターで会社をおこして誘導を図っていくとか、あるいは公共が中心になってまず誘導していかなければまちづくりはできないと思っておりますので、これらの問題を踏まえまして十分ひとつ研究をしてまいりたいとこんなふうに考えます。 それから企業誘致に対しましてのアンケート結果でございますが、これは野村総研に委託をいたしまして、平成元年3月にこの地区の魅力度などにつきまして2,200余の企業にアンケートを行いました。また、企業の進出意向につきましては本年2月と7月の2回全国的な大企業や安城市内の企業など、総数1,700余の事業所を対象に実施をいたしたところでございます。また、本年2月に三河安城駅周辺まちづくり推進協議会で東京に本社のあります企業15社へ直接訪問をいたしまして誘致活動を実施をいたしました。アンケート実施や企業訪問の結果につきましては、先ほども申し上げましたように非常に景気後退時期になっておりますのでなかなか思わしい回答が出てきませんが、今しばらく粘り強くこれらの誘致に対しましての努力をしていきたい。そしてまた、アンケート調査等あるいは現地視察等にお出向きをいただいております企業等には、いろいろ緊密な連絡を取って将来に備えていきたいとこんなふうに考えます。 それから環境問題がございました。その中でゴミの減量につきまして御提案がございました。私も生活がどんどん向上化していく一方ではゴミが大変増大をいたしておりますから、何としても減量化対策につきましては最善の努力をしなければいけないし、いろいろ各市では全国でゴミの対策あるいは実践例等が新聞等、雑誌等でもいろいろ紹介をされてきております。したがいまして、その紹介事例等も踏まえましてゴミの焼却だけは全く灰になってしまうわけでありますから、できるだけ予算を有効に使うためには何としても市民の皆様に御協力をいただいてゴミの減量化対策を進めていきたいと思っております。先の子供議会でもあるいはまたJCがやりました子供議会でも、若い人達もそういうゴミに対します非常に関心の高いことを示してくれました。その意見も聞いたりあるいは対策の提案をしてくれておりますから、前向きにひとつ私どもも考えていきたい、こんなふうに思うわけでございます。ゴミというものは本来排出者の責任でございますけれども、やっぱり清掃法の法の精神にもありますように、やはり市街化区域だけは何としても市が清掃の義務も負ってもおりますから、御協力をいただきながら進めていかなければなりませんが、特に市街地を外れた農村部ではなるべくひとつゴミを有機肥料化して土地に還元する方法、あるいは買い物につきましては容器を持って買い物デーというふうな日にちを設定したり、岡崎市は既に定着をいたしております簡易包装ですね、量販店あるいは農協のAコープ等にもひとつ御協力をいただきながら、簡易包装をできるだけ奨励をしていくようにいたしたいというふうに思います。したがいまして、販売者への協力も十分これから協力をいただいて、市民の理解とともに両々相まってできるだけゴミの発生を初めから少なくするように努力をいたしたいものだとこんなふうに考えます。加藤議員御指摘のように最近はそういった減量化とともに資源回収、こういったリサイクルということがやはり地方の行政を預かるものの大きな課題でもございます。報奨金はお示しのように現在1㎏当たり3円でお願いをいたしておりますが、西三河各市も大体3円ということでございます。ただ、安城市だけがこれを突出していいかどうかということも含めまして、報奨金ですから効果的なリサイクルにつながるようなひとついい考えがあれば、報奨金との将来の改定を含めまして検討してみたいとこんなふうに考えます。 それからストレーナーの配布及び旧ストレーナーの回収の問題でございます。これは先にJCが油ケ渕のピカピカ運動をやられまして、あの時にも実は生活を普及されます皆さんが実験を明祥中学でおやりになっておりまして、確かに今までのストレーナーと今度のストレーナーは調理屑なんかを入れますと、非常に効果がてきめんに判明ができておりますが、ただ、調理屑なんかが一たんたまりますとやっぱり水の流れが悪いわけで、恐らく家庭ではたまっておるのをまた出していただいたり何かして、いろいろ使用につきましては御配慮いただけると思いますが、特に今お話のように業務用の関係につきましてはこれは大変な量をお使いになりますし、また出す方も多いわけですから、そういう飲食店、業務用の皆さんにもこれはぜひ協力をしてもらいたいと思いますし、また場合によっては業務用の大型のやつも考えなきゃならない、こんなことを思うわけでありますが、ぜひまた私どもとしては10月1日号の広報によりまして、再度使用方法等についての周知徹底を図っていきたい、こんなふうに考えますので御理解をいただきたいと思います。 続きまして、商工業振興につきます御質問が二つございました。初めに七夕まつりの40周年記念事業でございますが、御質問のように第39回の七夕まつりは幸いにも台風が中心線を逃れまして天候にも恵まれましていろいろ今年催しを変えてまいりました。出店調整あるいはまた装飾、イベントにも大変工夫をこらして実施をいたしたわけでございます。そこで私もこの七夕反省会にも出まして、直接担当されました各役員の皆様の御意見も承ったところでございます。出店調整につきましては今加藤議員お示しのように大変イベントをやるにしても、それから今まで自分の店の前に商品が出せなかったというふうなこと等が、この問題については確かに解消をしたというふうに思いますし、同時に人出の問題につきましてもようやく七夕飾りがゆっくり見れたというふうな感想も伺いました。さらに御指摘としてはやはり若干まだ飾り付けにつきまして歯抜けといいますか、十分な飾り付けができなかった箇所もありますが、イベント通りやそういう通りを設定いたしますと、むしろそういうことが気がかりになってまいりまして一層歯抜けといいますか、そういった飾り付けが整然と華麗にできるような形で、来年もぜひ装飾についても力を入れていかなければいけない、こんなことを思います。それからお示しのようにイベントはこれはいろいろございまして、イベント等のやはり今まで工夫をこらしていろいろの団体の皆さんが自主的な参加で手作りでやっていただきました。今後はこのイベントも少し専門的に実は診断もいただいておりますから、安城七夕まつりのメインのイベントはこれだというふうなものがある程度選択をされてそれが定着をしますと、安城の七夕まつりに行ってそれを見に行こうというふうな一つのやっぱり中心ができるようにも思いますので、せっかく診断をいただいておりますから、その診断結果を待って十分それらの新しいイベントの取り組みについての研究をさせていただきたい、こんなふうに考えておるわけであります。 したがいまして、安城の七夕は観光客に魅力と感動を与えられる名実ともに日本の三大七夕まつりにふさわしい祭りが演出できるように、来年は今年の反省やら今年の結果を踏まえて将来的なものに一層育てていきたいと思っておりますし、そして実は子供議会にもありましたように子供達も素朴にひとつ七夕まつりに参加したい。そういう市民参加のいろいろな提案もあるようでありますから、もう1回原点に帰って子供達が昔私どもが育ったように笹飾りに自分の願いを込めて短冊に書いて、そして自らの七夕を演出するというふうなことも非常に子供達の素朴な願いとして提案もありましたので、一方ではそういったプロのイベントも必要ですけれども、やっぱり手作りのこと、子供達に将来夢を残すようなことも必要ではないかと、こんなことも考えていろいろ反省を深めまして来年にひとつ備えていきたいとこんなふうに思います。 それから最後になりますが、安城の建設高等職業訓練校、このよい環境づくりあるいは改装に対します助成はどうかとこういうふうなお尋ねでございました。これは御承知のように安城建設高等職業訓練校は、現在の和泉町に移転をいたしましてから昭和57年1月に校舎の増築、平成元年5月には建具、とい等の修理費を助成をさせていただいた経緯がございます。さらに今後の改修につきましては先ほどお話のように、訓練校へ行ったら実は和泉保育園の校舎を見てこれが校舎かなあと間違えたとこういうふうな話もありまして、非常に木造ですが、大工さんの養成ですからかえって木造がいいのかどうかわかりませんが、幾らか最近の建築からいたしますと少し老朽化したような観もございますし、いろいろ例えば大工さん、左官さんが中心でありますので、訓練校の具体的なまだ改修計画を聞いておりませんが、今後そのようなことが具体的に煮詰まって市への要望が提出をされれば、その時点でひとつ研究をさせていただいて、そしてそこに通います生徒さんが魅力を持って勉学ができるような環境は作っていかなければならない、こう思っておりますが、御承知のように減少傾向が非常に最近またございます。今までは単独で入校と修了をやっておりましたが、今年はそれができませんでしたので、実は統合して入校とそれから修了証書の授与の式典を今年初めて碧南でございました。恐らくこれから持ち回りでそんなようになる予定だそうでございますから、あるいは単独市でこれをきちっと立派なものを造っていく方向がいいのか、広域的に将来の問題を考えて大工と左官だけではなくてほかの職業科目を入れて充実した方がいいのか、いろいろな考え方もあるようでありますから十分ひとつ今後連絡を取っていきたいとこんなふうに思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(伊東良洋君) 都市開発部長 都築万喜夫君。 ◎都市開発部長(都築万喜夫君)  企業誘致の中で企業アンケートの結果についてのお尋ねがございましたので、この件について私の方から御答弁をさせていただきます。昭和63年の下半期に野村総研に委託をいたしまして当該地域の魅力度なんかにつきまして調査をいたしまして、先ほど市長答弁をいたしましたように、2,200余の企業に対して御回答をいただいておるところでございますが、その後年数を経まして経済情勢が大きく変化をしてまいりましたので、その時のデータをそのままうのみにするわけにはまいりませんので、本年の2月と8月の2回に分けまして再度調査をさせていただいたものでございまして、延べ1,722社に対して調査依頼をいたしまして回収できたのは286件、回収率が16.6%、そのうち進出をしたいというものが22件、それから条件付きでというのが77件ございました。その内容を業種別でございますが申し上げますと、例えば総合工事業、こういったものの事務所とかあるいは卸売業、それから各種小売業、さらには大変多岐にわたっておりますが、銀行、信託業あるいは保険業、旅館その他宿泊所等大変多岐にわたっております。以上でございます。 ○議長(伊東良洋君) 11番 加藤勝美君。 ◆11番(加藤勝美君)  大変親切、丁寧に御答弁をいただきましてありがとうございました。1~2要望、質問等もありますけれどもちょっとお願いしたいと思います。愛環鉄道の件ですけれども、この間も西尾の議員と話をしておりましたら、西尾市と岡崎市とが何か事務レベルで協議をしたという話も聞きました。やはり道路どこもルートを考えておりますので、そこの中でおくれのないようにひとつぜひお願いしたいと思います。 次に、ゴミの方でちょっとお願いしたいと思いますけれども、ゴミの減量化ということは有料化にすればとか、いろいろのことで各自治体がやっておるかと思います。私もいろんな本を見てみましたら非常にいい名言がありまして、分ければ資源、まぜればゴミという非常にいい言葉がありまして確かにそうだなあと、やはりこれだけリサイクルということで盛んにいろんな自治体が真剣に取り組んでおるわけでありまして、その中にリサイクルを集める人達が7~8年前ですととにかく各町内、うちの町内もやっておるわけですけれども、ずっと小学校、中学校が廃品回収をやっておる、その回数が多過ぎる、私達もっとほしいというような婦人会だとかいろんなところから要望がきまして、そんなことない、小学校は昔からやっておるからということで廃品回数は増やさなかったわけですけれども、そういう時は非常に値がよかったわけでありまして取り合いがあった、だけどもここへくると嫌だ、嫌だと、じゃあ、あんたたちやったらどうだというようなことになってきておるわけです。確かにここら辺との市町村の申し合わせなり話し合い等で助成金の問題があるかと思いますけれども、やはり先ほど言いましたように分ければ資源ということでゴミにならないように、やはりそこら辺を他市とも協議していただき安城市だけがやるではなくやはり回りも一緒になってやっていただく、例えばゴミを有料化にすれば当然隣の無料のところにゴミが寄るようなことなるわけでありますので、そういうような形でリサイクルができやすいような状態にぜひつくっていただきたいと思います。それは要望にしておきます。 それからストレーナーの件ですけれども、実は油ケ渕のピカピカ、あの時に市議会の方で私が発案、提案しまして婦人会協議会のOBの方々にぜひやってほしいということで、ああいうような状態で目で見てわかる、やはりこのストレーナーを使うことによって確かにきれいになるんだなあということが、非常によく理解していただいたと思うわけですけれども、その中で実は私の家もあるわけですけれども、お勝手場が二つありまして実際問題ストレーナーを全部やるのが一番いいかと思うわけですけれども、一応各1戸に一つのストレーナーの配布ということになっております。やはり全部付けていただくというのが理想でありますので、今後婦人会等またいろんなPRをやられるかと思います。そういう中にやはり例えばどこどこで買えるとなると、個人の業者のあれになるかと思いますけれども、幾らぐらいで売っていますというようなことぐらいで、ぜひ付けてほしいというようなことのPRをやっていただきたいというふうに思います。それも要望でお願いしたいと思います。 それから七夕まつりでありますけれども、実は今年青森、秋田、山形、仙台の東北四大祭りを視察させていただき、非常にイベントとしてのあり方を勉強させていただいて、安城の七夕とそれからまた仙台の七夕を見た違いがはっきりわかったというですか、私ども仙台の七夕を見ました時に全然露店商はないわけでありまして、その中にお客さんたちが一生懸命買い物を楽しんでやっておるというところを見まして、私も袋を買ってきたわけでありますけれども、その時に非常に店が満員でしたのでお聞きしましたところ、常はちらしを打ってお客を呼ぶんだけれども、ちらしを打たなくても七夕だということでこれだけお客が来るんだ、ちらしを打つ分安く売ればすごく安く売れて夏物一掃セールになるということも申されておりました。やはりそれはそれでその店舗が努力をされておるわけでありまして非常ににぎわっておる。こういうことも安城の商店街の方々にもどんどんそういう話をし、今年でも努力をされたところは売り上げを伸ばしてみえるということで、そこら辺でのまたいろいろな指導等を商工課の方でひとつよろしくお願いしたいと思います。余り長くやっておりますので要望にしておきますので、以上で終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊東良洋君)  以上で11番 加藤勝美君の質問は終わりました。 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊東良洋君)  御異議なしと認めます。よって本日はこれにて延会することに決しました。 次回は明8日午前10時から本会議を再開し、一般質問を続行いたします。 本日はこれにて延会いたします。             (延会 午後4時25分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      平成4年9月7日       安城市議会議長   伊東良洋       安城市議会議員   和田米吉       安城市議会議員   菊地時夫...